テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス4回戦が行われ、第7シードの
A・ルブレフと第11シードの
J・シナー(イタリア)が対戦し、ルブレフの1-6, 6-4, 2-0の時点でシナーが左膝の負傷により棄権したため、ルブレフが2年ぶり2度目の準々決勝進出を果たした。
>>全仏OP男子組合せ・結果<<>>ジョコビッチvsナダル 1ポイント速報<<ルブレフとシナーは4度目の対戦で、これまでシナーの2勝1敗。直近では4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)3回戦で対戦し、シナーが5-7, 6-1, 6-3の逆転で勝利している。
今大会、ルブレフは3回戦で世界ランク37位の
C・ガリン(チリ)を6-4, 3-6, 6-2, 7-6 (13-11)で下して4回戦に進出。一方のシナーは、3回戦で世界ランク60位の
M・マクドナルド(アメリカ)を6-3, 7-6(8-6), 6-3のストレートで退けての勝ち上がり。
この試合、シナーは第2ゲームでブレークを奪うとさらに第6ゲームでもブレークし、30分で第1セットを先取する。先行したシナーだったが、テーピングを施した左膝が第2セットで悲鳴を上げる。
ルブレフが第2セットを6-4で奪い返し、第3セットを2-0とリードした時点でシナーが途中棄権をしたため、ルブレフの8強入りが決まった。
シナーは3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)の準々決勝を足の水ぶくれにより試合続行を断念しており、今季2度目の途中棄権となった。
勝利したルブレフは自身初の4強入りをかけた準々決勝で、第20シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチは4回戦で第2シードの
D・メドベージェフを6-2, 6-3, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日に行われた4回戦では、第8シードの
C・ルード(ノルウェー)と世界ランク40位のH・ルーネが8強入りを決めている。
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