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ウィンブルドンの声明に失望

ウィンブルドン
画像提供: tennis365.net
男子プロテニス協会のATPと女子テニス協会のWTAは20日、同日にウィンブルドンが公式発表した「2022年大会においてロシアおよびベラルーシ人選手の出場を認めない」という方針について、ともに異議を唱えた。

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ウィンブルドンは20日に公式な声明として「このような不当かつ前例のない軍事的侵略の状況下で、ロシア政権がロシアやベラルーシの選手の参加によって、何らかの利益を得ることは容認できない。したがって、私たちは遺憾の意を表明し、ロシアとベラルーシの選手が2022年の同大会にエントリーすることを拒否する」ことを発表した。

このウィンブルドンの発表に対して、男子プロテニス協会のATPは公式サイトに声明を掲載した。

「ロシアとベラルーシの選手を今年イギリスで開催されるグラスコートの大会から除外するという一方的な決定は不当であり、この競技に有害な前例を作る可能性があると考える。また国籍に基づく差別は、『選手のエントリーはATPランキングのみに基づく』とするウィンブルドン側との合意への違反にあたる。この決定に対するいかなる行動も、今後、我々の理事会および加盟国評議会と協議の上、評価されることになる」

「ロシアとベラルーシの選手には、これまでプロテニス界全体で共有されてきた中立的な旗の下で、ATPのイベントへの出場が引き続き許可されることを強調することが重要。これと並行して、Tennis Plays for Peaceのもと、ウクライナへの人道的支援も継続していく」

また女子テニス協会のWTAも同様に声明を発表している。

「WTAは、ロシアによるウクライナへのいわれのない侵攻を強く非難している。私たちはTennis Plays for Peaceを通じて、ウクライナを支援するための人道的支援活動を続けている」

「しかしながら、ウィンブルドンとLTA(ローンテニス協会)が本日発表した、ロシアとベラルーシ出身の選手個人が今後開催されるイギリスのグラスコートの大会に出場することを禁止する、という発表には、非常に失望している。 WTAの基本原則は個々の選手が実力に基づいて、いかなる差別もなくプロテニス競技に参加することができるということだ。この原則は、私たちのルールに明確に規定されており、ウィンブルドンとLTAの両者もこれに同意している。 また差別の禁止は、独自の規則やグランドスラムの規則にも明確に表記されている」

「WTAが一貫して述べているように、個々のアスリートは出身地やその国の政府の決定によってペナルティを受けたり、競技に参加できないようにされたりしてはならない。 差別や個人として出場しているアスリートに対してそのような差別を集中的に行う判断は、公平でも正当化されるものではない。 WTAは差別を排除し、すべてのアスリートが我々のツアーイベントに出場する資格を得ることができるよう、そのルールを適用し続けている。これは本日の発表まで、プロテニス界全体で共有されている姿勢である。WTAはこの決定について、次のステップとどのような措置が取られるかを検討する予定だ」

一方で、女子テニスで世界ランク25位のE・スイトリナ(ウクライナ)、同52位のM・コスチュク(ウクライナ)、同135位のL・ツレンコ(ウクライナ)らは、ウィンブルドンの声明を支持しており、ATP、WTA、ITF(国際テニス連盟)に対してロシアとベラルーシを代表する選手が以下の質問に答えるようにすることを要求している。

1. ロシアやベラルーシがウクライナ領に侵攻し、その結果、これらの国々が戦争を始めたことを支持するか?

2. ロシアとベラルーシのウクライナにおける軍事活動を支持するか?

3. プーチンやルカシェンコ(ベラルーシの大統領)の政権を支持するか?

そして、これらに該当する場合、ロシアとベラルーシの選手を排除し、国際大会への出場を禁ずることを求めている。




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