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大坂への罵声「腹が立つ」

大坂なおみ、ニック・キリオス
(左から)ニック・キリオスと大坂なおみ
画像提供: ゲッティイメージズ
25日に行われた男子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)のシングルス2回戦で第5シードのA・ルブレフを6-3, 6-0のストレートで破った世界ランク102位のN・キリオス(オーストラリア)が試合後の会見に登場。24日の会見で女子テニスで世界ランク77位の大坂なおみがサーブをお手本にしていること、試合中の罵声について言及した。

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テニス界でビッグサーバの一人であるキリオス。1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では228km/hのサービスを記録し大会1位を記録している。

キリオスはサーブに関しては練習量が少ないことを明かし、「面白い話だけど、僕はこれまでの人生でサーブの練習をほとんどしたことがないんだ。練習の終わりに5分くらい腕を回すくらいで、あまり練習したことがない。全豪オープンまでの3カ月間で打ったサーブは、おそらく200本以下だったと思うよ」と語った。

また、以前LAで共に練習した大坂にサーブに関してどのようなアドバイスをしたのかについても触れた。

「僕にとってごく自然なことだった。一番のアドバイスは“サーブで考えすぎてしまうと、物事が複雑になり始める”ということ。人生の中で自分でコントロールできることがあれば、それを自分のものにし、ルーティンを持つべきだと思う。サーブは、テニスにおいて常に完全にコントロールできるショットだから、とにかく時間をかけることだね」

さらに自身が大坂のファンだと明かし、前週のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)で罵声を浴びせられたことや世界ランクが以前よりも下がっていることについて次のようにコメントした。

「僕はナオミの大ファンなんだ。彼女がこのスポーツのためにできること、そして、すでに彼女がしてきたことを考えると偉大なチャンピオンだと思うよ。彼女は本当にすごい。何百万人もの人々にインスピレーションを与えることだろうね」

「観客がいろいろなことを言って、偉大なチャンピオンに影響を与えるのには本当に腹が立つ。なぜなら、彼女は重荷を背負っているのだから。世界一である前に彼女もまた、普通の問題を抱えた普通の人間なんだ」

「彼女のランキングは以前とは明らかに違ってきているので、またトップに返り咲いてほしいね。彼女の実力は誰もが知っている。彼女が僕からサーブを学んでくれたのはうれしいし、それ以外のことは何もないよ」

2回戦でルブレフを破ったキリオスは3回戦で第31シードのF・フォニーニ(イタリア)と対戦することが決まっている。




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(2022年3月27日11時22分)

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