男子テニスで元世界ランク3位の
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)は7日から開催したアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、 ATP250)にワイルドカード(主催者推薦)で出場。8日に行われた1回戦で
F・デルボニス(アルゼンチン)に1-6,3-6のストレートで敗れ、白星とはならなかった。
>>西岡らダラス・オープン組み合わせ<<>>西岡 良仁vsマナリノ 1ポイント速報<<相次ぐ負傷の影響で約2年8カ月ぶりに復帰した33歳のデル=ポトロ。そんな彼と同じく、怪我に苦しんだ世界ランク231位の
C・M・ステベ(ドイツ)がその苦悩に共感した。
過去に世界ランク71位まで浮上した31歳のステベは男子プロテニス協会ATPのインタビューの中で次のように述べている。
「私も彼と同じような立場にいたかもしれない。精神的には、長い間ケガをしていると本当に大変なんだ。復帰しようと必死に頑張っても、毎回もう自分のベストのレベルでプレーできない、戦えないという事実を受け入れなければならないんだ」
「本当に悔しいよ。でも、彼は信じられないようなことを成し遂げてきた。彼は自分のキャリアの中でベストを尽くした。僕はいつも、自分のポテンシャルを十分に発揮できなかったという思いがあるんだ」
なお、デル=ポトロはアルゼンチン・オープンでの試合後、自身の感情や今後の現役生活について語っていた。
「ここでプレーするために3カ月間、多くの努力をしてきた。プレーするか、やめるか、すべてにストップをかけるか。ひざで苦しんだことやここ(ひざ)が生涯にわたって僕のために働いてくれるか決断しなければならなかった。プレーが終わったから今はまた改善に向かっている。でも、苦しみ過ぎて生活が辛いから早く良くならないとね」
「今のところ僕はとても落ち着いている。今後数年間、テニスという日常がなければ生きていくのは簡単ではないだろうけど、これからは他のことを学ばなければならない。人生は続いていくから、他のことを楽しむためにも足をしっかり治しておかなければならない」
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