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4時間半超え死闘「ギリギリ」

ダニール・メドベージェフ
4強入りを果たしたメドベージェフ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は26日、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのD・メドベージェフが第9シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-7(4-7),3-6, 7-6(7-2),7-5, 6-4の逆転で破り、2年連続でベスト4進出を果たした。試合後の会見では「こんな経験は初めてだ」と語った。

>>全豪OP 男女シングルス組み合わせ<<

>>青山/柴原 準決勝 1ポイント速報<<

この試合、2セットダウンから第3セットを取り返したメドベージェフだったが、第4セット第10ゲームではオジェ アリアシムにマッチポイントを握られるピンチを迎える。それでも強烈なサービスを決めしのぐとファイナルセットでは先にブレークを奪い先行。4時間41分の死闘をものにした。

試合後の会見でメドベージェフは「テニスは見た目ほど自由じゃないよ。窮屈な感じはするし『もしブレークされたらどうしよう』とか頭の中を常にグルグルしてるんだ。でも、そんななかである意味集中して『どこにサーブを打とうか、真ん中か?ワイドか?まぁワイドか』ていう具合でなんとか成功させたよ。セカンドサーブはよりタフで、一発を狙うか安全第一でいくかといったところだ。ファーストのときより手が震えているから気持ちを入れ直して、あとは祈るだけだよ。マッチポイントの場面だけではなく、厳しいプレッシャーはたくさんあった。第3セットからはうまく対処できたかもね」と明かした。

昨年の全豪オープンでは決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)に敗戦。今年は初のタイトル獲得と昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に続く四大大会連続優勝を狙っており、準決勝では第4シードのS・チチパス(ギリシャ)と対戦する。

「こんな経験は初めてだよ。長い試合をすることはあっても、4時間というのは初めてだ。今はもう真夜中。いまいるベストメンバー(4強)を見てみると、彼らはどうにかしてそれをやってのけてここまできた。どうやったのか分からないけど、彼らはそれを成し遂げることができた。だから、もし僕がこのグループのメンバーになりたいと思ったら、それを実現するために努力したい。できるだけ回復して、ステファノス(チチパス)と対戦できるようにする。彼は素晴らしいプレーヤーだからね」

「(準決勝と決勝の)あと2試合だ。全米オープンは僕に大きな自信を与えてくれたけど、同時に僕を倒そうとタフな相手がたくさんやって来る。フェリックス(オジェアリアシム)は本当に惜しかった。ギリギリのところだと思う。だからこそ僕はこの先も戦い続けなければいけないし、あと2試合に勝たなくてはいけない」

26日の結果により今大会の男子シングルスベスト4が出揃った。

(7)M・ベレッティーニ(イタリア) vs (6)R・ナダル(スペイン)
(4)S・チチパス vs (2)D・メドベージェフ

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(2022年1月27日7時57分)



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