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フェデラー 2021年は負傷との闘い

ロジャー・フェデラー
ウィンブルドンでのロジャー・フェデラー
画像提供: ゲッティイメージズ
今シーズンの印象的なニュース・記録に再注目する特別企画。今回は男子テニスで世界ランク16位のR・フェデラー(スイス)の2021年を振り返る。フェデラーは昨年2度膝を手術。今季3月に復帰したものの、再び離脱する厳しいシーズンとなった。

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2021年、6月開幕のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)出場へ照準を合わせたフェデラーは3月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、ハード、ATP250)でシーズンをスタートさせ8強入り。

5月には2019年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝以来 約2年ぶりのクレーコートでの戦いとなったゴーネット・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)に第1シードとして出場するも初戦敗退に終わった。

6月、全仏オープンに出場したフェデラーは1回戦でストレート勝ちすると、2回戦のM・チリッチ(クロアチア)戦、3回戦のD・ケプファー(ドイツ)戦と苦戦を強いられるも2019年以来2年ぶり15度目のベスト16進出。

しかし、4回戦のM・ベレッティーニ(イタリア)との試合前に棄権を表明。自身のツイッターで「2度にわたる膝の手術と1年以上のリハビリを終えて、自分の体に耳を傾けて早期回復へ向けて追い込み過ぎないようにすることが大切」とつづっていた。

芝コートの前哨戦となった6月のノベンティ・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)では1回戦で初顔合わせのI・イヴァシカにストレート勝ち。2回戦ではF・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦し、第1セットを難なく制したものの逆転で敗れ2019年以来2年ぶり18度目のベスト8進出とはならなかった。

大会後には「ここ数週間でポジティブな感覚を得られていると思う」と振り返り、良い感触を持って臨んだ6月28日開幕のウィンブルドンの1回戦ではA・マナリノ(フランス)と対戦。

第1セットを先取する好スタートを切ったが、第2・第3セットを連取されて崖っぷちに追い込まれる。第4セット、フェデラーが先にブレークに成功すると、第7ゲームでは芝に足を滑らせて転倒したマナリノが負傷。その後、ファイナルセットに入った時点でマナリノの途中棄権申し入れたため、苦しみながらも初戦突破を決めた。

その後、2回戦のR・ガスケ(フランス)戦、3回戦のC・ノリー(イギリス)戦、4回戦のL・ソネゴ(イタリア)戦では危なげなく勝利し四大大会では58度目、1968年のオープン化以降最年長の39歳と337日でのベスト8進出を果たした。

迎えた準々決勝のH・フルカチュ(ポーランド)戦の第1セット、ミスを重ね先行を許すも第2セットでは序盤で3ゲームを連取。流れを掴めたに思えたが第7ゲームでブレークバックを許しタイブレークへ突入すると、ここでもミスを犯し、セットカウント0-2と崖っぷちに追い込まれる。

第3セットでもミスを重ねるフェデラーはフォアハンドをネットにかけるなどして第2ゲームでサービスゲームを落とす。その後もサービスエースなどを決めるフルカチュからゲームを奪えずにストレート負けを喫し、2019年以来2年ぶり14度目のベスト4進出を逃した。

試合後には「ここまで来れたこと、手術などを経験した後にウィンブルドンのレベルでプレーできたことは正直うれしい。間違いなくまたここでプレーしたい。でも僕の歳になると、何がすぐそこに待ち受けているのか本当にわからないんだ」と明かしたフェデラー。

その後の東京オリンピック(日本/東京有明テニスの森、ハード)などは膝の負傷により欠場。さらに、8月に3度目の膝の手術を行ったためウィンブルドンを最後にツアーから離脱し、2021年シーズンを終了した。現時点では復帰の目途はついていない。

なお、シーズン終了後に発表されるATPが開催した2021年のATPアワードでは「ファンズ・フェイバリット賞」を19年連続で受賞。これまで獲得したATPアワードの数を40とした。

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