女子テニスのハンブルグ・ヨーロピアンオープン（ドイツ/ ハンブルグ、レッドクレー、WTA250）は８日、シングルス２回戦が行われ、第１シードのＤ・ヤストレンスカ（ウクライナ）が世界ランク１４５位のＭ・フレッチ（ポーランド）を7-6 (7-5), 6-1のストレートで破り、初戦突破を果たした。

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昨年１１月以来、８カ月ぶりの試合に臨んだヤストレンスカは、この試合ファーストサービスが入ったときに６９パーセントの確率でポイントを獲得。ブレークポイントを６本与えるも、そのうち４本をしのいだ。リターンゲームでは、４度のブレークに成功し、１時間４６分で勝利した。

試合後、大会の公式サイトはヤストレンスカのコメントを掲載し「コートに戻ってこられてとても嬉しい。初めての大会で優勝したような気分。ハンブルグは初めてだけど、とても気に入っている。私の唯一の目標は、今までの取り組みを披露すること」と語った。

今年１月国際テニス連盟のITFはヤストレンスカについて、禁止薬物のアナボリックステロイドに陽性反応を示したため、同日から暫定的な出場停止処分が適用されると発表。昨年１１月の検査によって判明したと公表もしていた。しかし、２週間前ヤストレンスカは自身のインスタグラムで無罪判決が下されたと公表した。

「よかった、安心した......私の無実が証明されたんだ。揺るぎないサポートをしてくれた周りの人たちに感謝したいと思う」

ヤストレンスカは準々決勝で世界ランク１０５位のＳ・エラーニ（イタリア）と対戦する。エラーニは２回戦で同１２９位のＡ・コニュー（クロアチア）をストレートで下しての勝ち上がり。

同日の２回戦では、第３シードのＴ・ジダンセク（スロベニア）や第４シードのD・コリンズ（アメリカ）が８強へ駒を進めた。一方で、第２シードのＹ・プチンセワ（カザフスタン）や第７シードのB・ペラ（アメリカ）は２回戦で姿を消した。

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