男子テニスのメルセデス・カップ（ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250）は１０日、シングルス２回戦が行われ、ワイルドカード（主催者推薦）で出場している世界ランク３３５位のＤＳ・ストリッカーが第２シードのＨ・フルカチュ（ポーランド）を7-6 (7-5)，7-6 (7-5)のストレートで破り、ベスト８進出を果たした。

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１８歳のストリッカーはこの試合、フルカチュに１１本のもサービスエースを決められるなどリターンで苦戦するもストローク戦では粘りのプレーを披露。２度のタイブレークを制し、１時間４７分で今年３月のマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000）で優勝した世界ランク２０位のフルカチュを振り切った。

ツアー初の４強入りがかかる準々決勝では世界ランク６７位のＳ・クエリー（アメリカ）と対戦する。クエリーは２回戦で同１０１位のＪ・ダックワース（オーストラリア）をストレートで下しての勝ち上がり。

ストリッカーは５月に行われたゴーネット・ジュネーブ・オープン（スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250）でツアーデビューを飾り、Ｍ・チリッチ（クロアチア）やＭ・フチョビッチ（ハンガリー）を下しベスト８に進出を果たしている。

一方、今大会は上位４シードが１回戦免除のためこの試合が初戦だったフルカチュだったが、今シーズン最初の芝大会でベスト８に進出することはできなかった。

同日には第３シードのＦ・オジェ アリアシム（カナダ）、第４シードのＡ・デ ミノー（オーストラリア）、第６シードのＵ・アンベール（フランス）、世界ランク４７位のチリッチらが８強へ駒を進めている。

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