男子テニスのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ ドーハ、ハード、ATP250)は9日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク28位の
D・エヴァンス(イギリス)が同54位の
J・シャルディ(フランス)を6-4,1-6,6-2のフルセットで破り、初戦突破を果たした。2回戦では第2シードの
R・フェデラー(スイス)と顔を合わせる。
エヴァンスはこの試合、7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに65パーセントの確率でポイントを獲得。シャルディに18度のブレークチャンスを与えたものの、2度のブレークに抑え、2時間15分の熱戦を制した。
2回戦で対戦するフェデラーとエヴァンスは直近2週間ほど、ともに練習を行い調整してきた。フェデラーは昨年6月にひざの手術を受け、リハビリのためにシーズンを終了。今大会は2020年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来の戦いとなる。
男子プロテニス協会ATP公式サイトでエヴァンスは2回戦について「この2週間(ドバイでの)練習をしてきたんだけど、彼(フェデラー)はとてもいいプレーをしていたと思うよ。何セットもプレーしたよ。拮抗していた。でも、試合のコートに立つとまた違った雰囲気になるんだろうね」とコメント。
「彼(フェデラー)が一生懸命に練習しているのは明らかだ。3時間練習した日もあれば、1時間練習した日もあった。ほとんどのテニス選手と同じだよ。明らかにレベルは他の選手よりもずっと高いけど、良い練習ができて良かった」
「あまりプレーしてこなかったから、彼にとっては少し違ったプレーになるだろう。良いテニスをして彼を困らせることができるから、僕の方にチャンスがあると思う。もし勝てたら最高だよ」
同日には第6シードの
D・ゴファン(ベルギー)、世界ランク46位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)、同67位の
V・ポスピシル(カナダ)らが2回戦へ駒を進めた。
今大会の第1シードは
D・ティーム(オーストリア)、第3シードは
A・ルブレフ、第4シードは
D・シャポバロフ(カナダ)。上位4シードは1回戦免除のため、2回戦から登場する。
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