テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は12日、女子シングルス決勝が行われ、第4シードの
大坂なおみが元世界ランク1位の
V・アザレンカ(ベラルーシ)を1-6, 6-3, 6-3の逆転で下して2018年以来2年ぶり2度目の優勝を果たし、四大大会3勝目をあげた。さらに14日発表の世界ランキングで3位へ浮上することが確定した。
今大会の大坂は人種差別への抗議の意を示すため黒いマスクをして入退場し、1回戦から決勝までの試合数に合わせて7枚を用意。決勝進出により全7枚披露が達成した。この日は2014年に射殺された黒人少年の「タミル・ライス」さんの名前がプリントされたマスクをつけて入場した。
決勝戦、世界ランク9位の大坂は同27位のアザレンカの安定したストロークに対してミスを重ね、第1ゲームでブレークを許す。その後も深いボールや強烈なバックハンドに加え、ネットプレーでもポイントを決められるなどで圧倒されると第5・第7ゲームもブレークされて26分で第1セットを落とす。
第2セットに入っても大坂のミスは止まらず、第2ゲームでアザレンカに鋭いバックハンドのダウン・ザ・ラインを決められるなどでブレークを許す。第3ゲームではミスを誘い出してブレークバックに成功した。
それからはフォアハンドのウィナーやサービスエースを決めるなどで大坂が徐々にリズムに乗り始めて第6ゲームから4ゲームを連取し、セットカウント1−1に追いつく。
ファイナルセットも大坂の勢いは止まらず、強烈なリターンからポイントを取ってアザレンカにプレッシャーをかけて第4ゲームでダブルフォルトを犯すアザレンカからブレークに成功。
続く第5ゲームで大坂は0-40とアザレンカにブレークポイントを与えてしまうも、5ポイントを連取してサービスキープし、ゲームカウント4−1とする。
第6・第7ゲームはアザレンカに連取されたが、息を吹き返した大坂が第8ゲームで再びブレークし、2019年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来の四大大会制覇を成し遂げた。
一方、アザレンカは全米オープンで初優勝とはならなかった。
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