テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は11日、男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの
D・ティーム(オーストリア)が第3シードのD・メドヴェデフを6-2, 7-6 (9-7), 7-6 (7-5)のストレートで破り、初の決勝進出を果たした。
>>大坂vsアザレンカ 1ポイント速報<<この試合、ティームは第6ゲームで先にブレークすると、ファーストサービスが入ったときに100パーセントの確率でポイントを獲得するなど安定感のあるサービスゲームを披露し、第1セットを先取。
しかし、第2セットではダブルフォルトを犯すなどミスを繰り返し第1ゲームでブレークを許す展開に。それでもベースラインの後方から放つストロークで主導権を握るティームは、メドヴェデフのサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームでブレークに成功。直後の第11ゲームでは5度のブレークチャンスを与えたものの、これを全て凌ぐと、その後のタイブレークも制しセットカウント2−0と王手をかける。
第3セット、第2ゲームで先にブレークを許したティームだったが、第9ゲームでブレークバックすると第2セットに続きタイブレークに突入。これを制し、熱戦の末にメドヴェデフを振り切った。
勝利したティームは四大大会初のタイトル獲得をかけて、決勝で第5シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。両者は10度目の顔合わせでティームの7勝2敗。今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)準決勝ではティームが逆転勝ちをおさめている。
一方、敗れた24歳メドヴェデフは2年連続2度目の全米オープン決勝進出とはならなかった。
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