男子プロテニス協会のATP公式サイトは21日、世界ランク83位の
J・ダックワース(オーストラリア)のインタビューを掲載した。長年苦しむ負傷との関わり方やツアー中断期間中に行った右肩の手術について語っている。
>>YouTube テニス365チャンネル<<【ダニエル 太郎】後編 ラケットバッグの中を公開、苦悩の2019年を明かす28歳のダックワースは今季、2月のタタ・オープン・マハーラーシュトラ(インド/プネ、ハード、ATP250)で4強入り。翌週のベンガルル・テニス・オープン(インド/ベンガルル、ハード、ATPチャレンジャー)では優勝を飾っている。
その後は新型コロナウイルスの影響でツアーが中断となったため、約9カ月間痛みを抱えていた右肩の手術を行った。ダックワースはこれまで7回の手術を繰り返し、その都度ツアーに復帰。今年は自己最高の世界ランク71位を記録していた。
インタビューではけがとの向き合い方や中断期間中に行った8度目の手術に言及した。
「それは他の7回のものとは少し違う感じで、何を準備したらいいか本当に分からないものだった。競技復帰を急いでいるわけではないからこれまでよりも少しゆっくりリハビリをしている。その時は正しいトレーニングをして、できるだけ強くなり、シーズンが再開した時に痛みが少しでも軽減されることを願っている」
「コロナウイルスがなかったら、何もしていなかっただろう。でも、もし今、肩のために何もしなかったら、再開後に自分自身を責めていたかもしれない。効果は少ないのかもしれないけど、少なくとも何かを試せた。それが僕の今の心境だ」
「必要なときに押したり、ジャンプしたりが出来なかったりする。そのような期間が長いと、何が良いのかわからなくなるんだ」
新型コロナウイルスの感染拡大の影響でツアーが開催できない状況に関して、ダックワースは心構えを語った。
「このような状況は以前の手術ですでに経験しているよ。このスポーツをどれだけ楽しんでいるか、そして大会に出るのがどれだけ楽しいことなのかを受け止めている。2018年に復帰した時から、当たり前のことを当たり前にしないように心がけている」
【ダックワースの手術を行った箇所と時期】
2012年後半 右肘
2014年初頭 右肘
2017年2月 右足
2017年3月 右肩
2017年8月 右足
2018年1月 右足
2018年2月 右ひじ
2020年3月 右肩
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