現在開催されている男子テニスの楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2019(日本/東京、ハード、ATP500)で、ヨネックス株式会社の「ヨネックス ストリンギングチーム」は2014年から6年連続で大会オフィシャルストリンガーを務めている。tennis365.netは3日、オフィシャルストリンガーの玉川裕康氏にインタビューを行った。
>>ジョコら楽天OP対戦表<<>>楽天オープン特集ページ<<ヨネックスは同大会の他に、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、女子テニスでは東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント2019(日本/大阪、ハード、プレミア)でもオフィシャルストリンガーを務めている。
今大会ではストリンギングチーム全体として期間中に約400本、1日最大で約60本のストリンギングを行い、1本あたり20分、試合中には15分で張り替えている。
玉川氏はヨネックスストリンギングチームの一員として、国際大会では2008年の北京オリンピック(中国/北京、ハード)以降の全ての五輪、全豪オープンでは2016年から4年連続でストリンガーを務めており、国内では東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント、楽天・ジャパン・オープンで張りを行ってきた。
ストリンギングにおいて「使い手のニーズや心地の良さ」を大切にしている玉川氏は「自分も元々テニスをしていて、自身のラケットを張ったり、部活の先輩のを張ってみて興味を持ったことがきっかけ。そうやって続けていくうちに、僕はコーチもやっていたのでジュニアの子やその周りの人たちへ、とだんだん膨らんでいき、深く探求するようになっていきました」と原点を語った。
また、玉川氏は北京オリンピックから来年の東京オリンピックまでの4大会連続でヨネックスストリンギングチームの一員として参加する。国際大会デビューが北京大会だった玉川氏は「当時のことはあまり覚えていない。多分舞い上がっていたんでしょう。それでも各国の張り手が集まって、約12人で大会期間中に1,500本ほど張っていく。印象に残った大会の1つです」と話した。
ヨネックスは北京オリンピックから、備品やサービスを大会に提供する「ソールサプライヤー」に名を連ねており、テニス競技では期間中のストリンギングサービス、バドミントン競技では1992年のバルセロナオリンピックから現在までシャトルコックやコートマット等の備品に至るまでの提供を行っている。それは来年開催の東京オリンピック・パラリンピックでも同様で、現在楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2019が行われている有明コロシアムにて玉川氏も含むヨネックスストリンギングチームが参加選手のストリングの張り替えを行っていく予定だ。
「楽天ジャパンオープンテニス」
国内で行なわれる唯一の男子テニスATPツアー。改修後、初となる有明テニスの森公園での熱戦の模様を放送する。
【放送予定】
9月30日(月)~10月6日(日)連日生中継
■詳細・配信スケジュールはこちら>>
■関連ニュース
・VCOREが当たるチャンス・ルール違反に怒りのマレー・大坂 なおみ「大阪Vは格別」■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報