男子テニスのスウェーデン・オープン（スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250）は２１日、シングルス決勝が行われ、第５シードのＮ・ジャリー（チリ）が第６シードのＪ・ロンデロ（アルゼンチン）を7-6 (9-7), 6-4のストレートで破り、悲願のツアー初優勝を果たした。

この試合、ジャリーはサービスエースを１０本決めるなど、ファーストサービスが入ったときに７６パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは２度のブレークチャンスを２度とも決め切る勝負強さを見せ、１時間３０分で勝利した。

昨年のブラジル・オープン（ブラジル/サンパウロ、レッドクレー、ATP250）、今年のバンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーブ・オープン（スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250）では決勝に駒を進めたものの、あと一歩タイトルに届かなかった２３歳のジャリーは男子プロテニス協会ATPの公式サイトで「素晴らしいこと」とコメントを残した。

「本当に厳しい試合だった。たくさん風が吹いていたから昨日のようにプレーすることができなかった。しかし、タイトルがかかっていれば関係なく勝たなければいけない。そして実際に勝つことができて本当にうれしい」

一方、敗れたロンデロは今年２月のコルドバ・オープン（アルゼンチン/コルドバ、クレー、ATP250）に続き今季２勝目をあげることはできなかった。

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