男子テニスの国別対抗戦デビスカップ・ファイナルズ予選(中国/広州、ハード)は1・2日にシングルス4試合とダブルス1試合が行われ、日本が中国に3勝2敗で勝利して決勝ラウンド進出を決めた。
初日の第1試合で
西岡良仁がまさかのストレート負けを喫したが、
ダニエル太郎が1勝目をあげて望みをつなげた。
2日目のダブルスはマッチポイントを握るも逆転負けを喫し、日本は1勝2敗と崖っぷちに追い込まれた。
その後、西岡が終始気迫あるプレーで19歳の
ウー・イービン(中国)に圧勝し、勝負はダニエル太郎とリー・ジェ(中国)の最終シングルスへ。
ダニエル太郎は第2セットを落とし、リーへ流れが傾きかける状況から2時間46分の死闘を制した。
デビスカップの公式サイトには「こうして勝利を飾れる機会に恵まれたことに感謝している。困難は大きな財産。だから、この試合を戦い抜けたことをありがたく思っている。最高の経験だった」とダニエル太郎のコメントが掲載されている。
勝敗を決めるファイナルセットについては「コートへ戻り、より攻撃的にプレーするように心掛けたら、それがうまくいった」と振り返った。
日本は11月にスペインのマドリッドで行われる決勝ラウンドへの切符を手にした。他にはベルギー、セルビア、オーストラリア、イタリア、ドイツ、ロシア、カザフスタン、オランダ、コロンビア、チリ、カナダも予選を突破した。
この12カ国と、2018年に優勝したクロアチア、準優勝のフランス、4強入りしたアメリカとスペイン、ワイルドカードのイギリスとアルゼンチンの計18カ国で頂点を争う。
デビスカップは今年からホーム・アウェー方式で24カ国による予選、11月に18カ国(予選を勝ち抜いた12カ国、前年4強の4カ国、ワイルドカードの2カ国)が決勝ラウンドで優勝を争う新フォーマットとなっている。
日本vs中国の組み合わせは、以下の通り。
【1日目】
シングルス:西岡良仁 3-6, 2-6 リー・ジェ
シングルス:ダニエル太郎 7-6 (7-3), 6-4 ジャン・ザ(中国)
【2日目】
ダブルス:
マクラクラン勉/
内山靖崇 7-5, 5-7, 4-6 ゴン・マオシン(中国)/ ジャン・ザ
シングルス:西岡良仁 6-2, 6-0 ウー・イービン
シングルス:ダニエル太郎 6-3, 6-7 (4-7), 6-3 リー・ジェ
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