テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は8日、男子シングルス決勝が行われ、第10シードの
錦織圭(日本)は第14シードの
M・チリッチ(クロアチア)に第2セットを3-6で連取され、セットカウント0-2と錦織は後がない状態となった。
第2セット、錦織のサービスゲームとなった第3ゲームでは0-40のピンチを40-40と粘るもブレークされる。
その後の第4ゲームで、ブレークチャンスをものに出来なかった錦織は、第6ゲームでチリッチに4本連続でサービスエースを決められ、圧倒された。
第8ゲームでは、この試合初めてのブレークに成功した錦織は、第9ゲームでもさらにブレークを許した。
また、錦織は激しいラリー戦からダウンザラインを決めたりするも、チリッチは高い打点からボールを叩いて、鋭いコースに返して錦織を苦しめた。
両者は共に今回が初めてのグランドスラム決勝となり、優勝すればグランドスラム初のタイトル獲得となる。
錦織が優勝した場合、日本人初のグランドスラム優勝の歴史的快挙と、大会後に発表される世界ランキングではアジア人最高位となる5位に浮上することが確定となる。
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