男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)3回戦で第9シードの
R・ガスケ(フランス)に敗れた時点で今シーズンの戦いに幕を下ろした
錦織圭(日本)が、自身のフェイスブックでコメントした。
「今シーズンは終了しました。今年は応援していただき、ありがとうございました!」
今年、錦織はアメリカ国際インドアテニス選手権でツアー3勝目を飾った。
その後、5月に行われたムチュア・マドリッドーオープン男子ではグランドスラム歴代最多17度の優勝を誇る
R・フェデラー(スイス)に勝利する大金星をあげた。
当時フェデラーは、錦織「圭は勝者に値するよ。自分より良いプレーをしていたし、より良いプレーをした選手が勝者になる。それは確かな事。」と、コメントしていた。
全仏オープンでは
R・ナダル(スペイン)に敗れるも、日本男子として1938年の中野文照以来75年ぶりの4回戦進出。試合後、ナダルは錦織について「才能に溢れた素晴らしい選手。優れた選手に必要な条件を全て満たしているから、トップ10入りはすぐに叶うだろうね。」と、称賛した。
さらに、全仏オープン後に発表された世界ランキングでは自己最高位となる11位を記録した。
しかし、ハードコートシーズンに入ると思うような戦いを披露する事が出来ず、全米オープンでは1回戦で
D・エヴァンス(英国)に敗れる波乱に見舞われた。錦織のグランドスラム初戦敗退は、2011年の全米オープン以来2年ぶりの事だった。
そして、国別対抗戦デビスカップ ワールドグループ入れ替え戦(プレーオフ)日本対コロンビア戦にエースとして出場した錦織はこれまでの力を取り戻し、シングルスで2勝をあげ、日本のワールドグループ復帰に大きく貢献した。
ディフェンディングチャンピオンとして出場した楽天ジャパン・オープンでは準々決勝で
N・アルマグロ(スペイン)にフルセットの末に敗れ、大会連覇とはならなかった。
現在行われているBNPパリバ・マスターズでは2回戦で地元
JW・ツォンガ(フランス)を2時間27分の大接戦の末に勝利するなど、来シーズンにつながる戦いをみせてくれた。
■関連記事■
《優勝の錦織「信じられない気持ち」◇アメリカ国際インドアテニス選手権》《落胆のフェデラー「圭は勝者に値する」<ムチュア・マドリッド・オープン男子>》《ナダルが錦織を称賛「トップ10入りはすぐに叶うだろう」<全仏オープン>》《錦織圭が自己最高ランク更新<世界ランキング>》《錦織が世界179位に敗れる波乱、2年ぶりの初戦敗退<全米オープン>》《日本は強豪カナダとホームで対戦<デビスカップ>》《連覇逃した錦織「最後は腰が痛くて」<楽天ジャパン・オープン>》《大接戦制した錦織、強豪ツォンガ破り2年連続3回戦進出<BNPパリバ・マスターズ>》■関連動画■
《フェデラーが不調に陥った原因を明かす!ATP男子ツアーマガジン Vol.193》《トップ10入り目指す錦織特集!世界が驚く活躍に迫る!ATP男子ツアーマガジン Vol.192》《ジョコビッチが史上9人目の偉業を達成!ATP男子ツアーマガジン Vol.190》《芸術的なバックハンドを放つ天才ガスケを特集!ATP男子ツアーマガジン Vol.187》《フェデラーが不調とラケットチェンジについて語る!ATP男子ツアーマガジン Vol.185》