HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
5月26日から開幕するテニスのグランドスラムである全仏オープンについて、かつて数々のグランドスラム・タイトルを獲得し頂点を極めながらも、全仏オープンのタイトルだけが手に届かなかったS・エドバーグ(スウェーデン)が全仏オープンを振り返った。
現在47歳のエドバーグは、1989年の全仏オープンで準決勝で当時世界ランク2位のBo・ベッカー(ドイツ)を下し、決勝戦では同19位のM・チャン(アメリカ)と対戦。第1セットをチャンに先取されたものの、セットカウント2-1とリードし優勝に王手をかけてた。しかし、そこからエドバーグはチャンに逆転負けを喫していた。
チャンは当時17歳3ヶ月で全仏オープンを制し、これはグランドスラム最年少優勝記録で、未だに破られていない。
エドバーグは「全仏オープンでも優勝を狙っていたんだ。優勝に備えて、準備だって万全にしていた。特に、1989年には17歳のチャンと決勝で対戦し、大きなチャンスだった。あの試合は勝たなければいけない試合だった。」と、話した。
また「リードしていたし、彼(チャン)を追い詰めてもいた。でも、彼はそこから何とか挽回して、フルセットで勝利をものにしたのさ。それでも、あの大会はとても素晴らしい大会になったと思ったし、その後に絶対チャンスがまたくると信じていたんだ。でも、それ以来1度もチャンスは掴めなかった。」と、当時を振り返った。
さらに、エドバーグは「全仏オープンでの優勝の難しさは、クレーで良いプレーを2週間続けなければならないという事。1週間で行われる通常の大会では、クレーでも優勝する事が出来た。サーブ&ボレーを2週間クレーで良い状態でプレーを続けるのは、とても厳しかった。全仏での優勝には、それが必要不可欠だったのさ。」と、全仏オープンでの優勝の難しさを語った。
エドバーグは全豪オープン・全米オープン・ウィンブルドンで2度ずつの優勝を飾ったが、全仏オープンでは1989年の準優勝以外は、準々決勝進出が最高成績だった。
■関連記事■
《元王者サンプラス「もっと大きなラケットを使うべきだった」<全仏オープン>》
《強烈ブンブン・サーブのベッカー「クレーに向いていなかった」<全仏オープン>》
《サンプラス「フェデラーは史上最高の選手」》
《フェデラーが史上最多に並ぶ7度目V 王座返り咲き◇ウィンブルドン》
《マッケンロー、レンドル、サンプラス、アガシが集結◇エキシビション》
■関連動画■
《サンプラス、ボルグ、フェデラー、ヒューイットなど世界No1を大特集!ATP男子ツアーマガジン Vol.160》
《マッケンロー、サンプラスなどのレジェンドたちが語る!ATP男子ツアーマガジン Vol.159》
(翻訳・記事/弓削忠則)
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.