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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン（フランス/パリ、賞金総額６９万ドル、ハード）は３１日、シングルス２回戦残り５試合が行なわれ、第１シードのＳ・エラーニ（イタリア）がＭ・リバリコワ（スロバキア）と対戦。第１セットのゲームカウント４－０とエラーニがリードしたところで、リバリコワがウィルス性疾患のため途中棄権を申し入れ、エラーニに勝利が転がり込んだ。

予想外の勝利にエラーニは「対戦相手が病気だった事は知らなかった。」と、驚いていた。

エラーニは準々決勝で、Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン）と対戦する。スアレス・ナバロはこの日、第８シードのＫ・ザコパロバ（チェコ共和国）を6-4, 6-3で下しての勝ち上がり。

エラーニは、今季最初のグランドスラムである全豪オープンに第７シードで臨んでいたものの、１回戦でスアレス・ナバロに足元をすくわれ、初戦で姿を消す波乱に見舞われていた。

今大会の準々決勝でリベンジを果たしたいエラーニは「次の試合は面白い試合になるかもね。彼女（スアレス・ナバロ）の事は良く知っているし、彼女は全豪で私を倒しているからね。このコートも好きだし、次の試合でも自分のプレーが出来ればと願っている。準々決勝がどうなるかは、やってみないとわからないわね。」と、次の試合への思いを語っていた。

この日行われた試合結果は以下の通り。

●Ｄ・チブルコワ（スロバキア）(4) vs. ○Ｋ・ベルテンス（オランダ）, 5-7, 4-6
●Ｋ・ザコパロバ(8) vs. ○Ｃ・スアレス・ナバロ, 4-6, 3-6
○Ｌ・サファロバ（チェコ共和国）(6) vs. ●Ａ・コルネ（フランス）, 6-2, 4-6, 6-2
○Ｓ・エラーニ(1) vs. Ｍ・リバリコワ, 4-0 (途中棄権)
●Ｙ・ウィックマイヤー（ベルギー） vs. ○Ｋ・ラドノビ, 4-6, 4-6

今大会の優勝賞金は９万４３５５ユーロ。

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(翻訳・記事/弓削忠則)