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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、賞金総額550万ドル、インドアハード)は大会3日目の7日、予選ラウンドロビンのグループA2試合が行われ、ナイトセッションに登場した第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が第7シードのJW・ツォンガ(フランス)を7-5, 3-6, 6-1のフルセットで退け、予選ラウンドロビンをベルディフが1勝1敗、ツォンガは0勝2敗とした。
第1セット、両者サービスキープを続けるも、第11ゲームでこのセット初めてのブレークをベルディフが奪う。第1セットを通して1度もブレークポイントをツォンガに与えなかったベルディフは、セットポイントでサービスエースを決めて、このセットを先取した。
第2セットでは、第4ゲームでツォンガがこの試合初めてベルディフからブレークに成功しゲームカウント3-1とリードする。その後、ツォンガは自身のサービスゲームをキープすると、試合を振り出しに戻した。
勝敗を決める第3セット、第1ゲームで2度のブレークピンチを迎えたベルディフだったがそれをしのぐと一気にギアを上げた。
続く第2ゲームをサービスキープしたツォンガだったが、徐々に疲労の色が隠せず、そこを突いたベルディフが一気に5ゲームを連取。1時間52分でベルディフが勝利をものにした。
「今日の試合の勝因を語るのなら、第3セットの第1ゲームのピンチを切り抜けられたことだろう。彼(ツォンガ)が出だしでチャンスを掴んだけど、何とかキープすることができた。そして、自分に訪れた最初のチャンスを生かすことに成功して、それが今日の二人の差だと思う。」とベルディフは、勝因を語っていた。
ベルディフは決勝トーナメント進出の可能性を残し、現地金曜日に第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
「ベストと尽くすのみ。ノヴァーク(ジョコビッチ)は、素晴らしいテニスをしていて、彼が世界1位であることを証明するプレーをみせている。自分にとって、とても大きなチャレンジになるだろう。予選最後の試合で何が起こるか、やってみなければ分からない。」とジョコビッチ戦へ向けて、ベルディフは真っ向勝負を挑む決意をしていた。
敗れたツォンガは昨年は今大会で準優勝を飾っているが、今年は決勝トーナメント進出が厳しい状況に立たされた。少ない可能性をかけて、金曜日にA・マレー(英国)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【シングルス】
≪グループA≫
N・ジョコビッチ (1) ○-× A・マレー (3), 4-6, 6-3, 7-5
T・ベルディフ (5) ○-× JW・ツォンガ (7), 7-5, 3-6, 6-1
【ダブルス】
≪グループB≫
J・マーレー/ F・ニールセン(デンマーク) (8) ○-× M・ミルニ(ベラルーシ)/ D・ネスター(カナダ) (2), 7-6 (7-3), 4-6, 12-10
M・ブパティ(インド)/ R・ボパンナ(インド) (5) ○-× R・リンドステッド(スウェーデン)/ H・テカウ(ルーマニア) (4), 6-3, 5-7, 10-5
(翻訳/弓削忠則)
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