- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

敗退後、クレイステルス「素晴らしい旅だった」◇全米オープン

テニスのグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会3日目の29日、女子シングルス2回戦が行われ、この大会を最後に引退を表明している元世界ランク1位で第23シードのK・クレイステルス(ベルギー)が2回戦で敗退する波乱に見舞われた。

波乱の立役者はL・ロブソン(英国)で、クレイステルスを7-6 (7-4), 7-6 (7-5)のストレートで下した。

この試合、第1セットの第4ゲームで先にブレークに成功したのはクレイステルス、ゲームカウント4-1とリードする。その後ゲームカウント5-3、クレイステルスはサービング・フォー・ザ・セットを迎えるも、ロブソンにブレークバックを許し、タイブレークへと持ち込まれる。

そのタイブレークでは両者譲らず4-4、そこからロブソンは3ポイント連続で奪い、第1セットを57分で先取した。

第2セットでも先にブレークに成功したのはクレイステルスだったが、第1セット同様ロブソンにブレークバックを許してしまう。その後は両者サービスキープが続き、ゲームカウント5-6でのクレイステルスのサービスゲーム、15-40とロブソンに2本のマッチポイントを握られる。しかし、そこでドライブボレーとサービスエースでクレイステルスが凌ぎ、このセットもタイブレークへともつれた。

第1セットに続き、タイブレークとなった第2セットでは、クレイステルスが先にミニブレークを奪ったが、ロブソンも負けじとポイントを重ね、両者一歩も引かない状況が続く。

その後、6-5と3度目のマッチポイントを握ったロブソンが、アドバンテージ・サイドから左利き特有のワイドへのサーブを放ち、クレイステルスのリターンがアウト。その瞬間ロブソンは天を仰ぎネットへ歩み寄ると、クレイステルスと抱き合った。

この敗戦で、テニス人生のシングルスに幕を下ろす形となったクレイステルスは、全米オープンで3度の優勝と全豪オープンで1度の優勝を含め、キャリア通算41回の優勝を振り返り「信じられないくらい素晴らしい旅だった。テニスのお陰で沢山の夢を実現出来た。」と、自身のテニス人生に満足しているようだった。

「話し合いをして色々な事を考えて引退を決めてからは幸せな日々だった。この1年半から2年間は、数々のアップダウンがあったけど、色んな感情もあった中で、こうしてここまで来た事には満足しているの。こうしてやってこれた自分に対して誇りに思う。だから今は幸せな気持ちでいるの。」と現役復帰してからのここ数年を振り返り、後悔のない事を明かした。

ロブソンについては「もっと体を作り上げたらより良い選手になるはず。より爆発力を増せば、必ず最高の選手になるでしょう。これから注目すべき選手だと思う。」と18歳の彼女の将来に期待を寄せていた。

クレイステルスはシングルスで敗退したものの、女子ダブルスでは同胞のK・フリッペンス(ベルギー)と組んでの出場、ミックスダブルスではB・ブライアン(アメリカ)と組んでエントリーしており、クレイステルスの全米オープンはまだまだ続く。

勝利したロブソンは現在世界ランク89位で、トップ100選手中最年少プレーヤー。グランドスラムでの3回戦進出は自身初。

ロブソンは4回戦進出をかけて、C・デラクア(オーストラリア)を6-4, 6-4のストレートで下した第9シードのN・リー(中国)と対戦する。

この日の試合結果は以下の通り。

V・アザレンカ(ベラルーシ) (1) ○-× K・フリッペンス, 6-2, 6-2
M・シャラポワ(ロシア) (3) ○-× L・ドミンゲス=リノ(スペイン), 6-0, 6-1
P・クヴィトバ(チェコ共和国) (5) ○-× A・コルネ(フランス), 6-4, 6-3
S・ストザー(オーストラリア) (7) ○-× E・ガロビッツ(ルーマニア), 6-3, 6-0
N・リー (9) ○-× C・デラクア, 6-4, 6-4
M・バルトリ(フランス) (11) ○-× R・オプランディ(スイス), 6-2, 1-6, 7-5
L・サファロバ(チェコ共和国) (15) ○-× A・ウズニアッキ(カナダ), 6-3, 4-6, 6-2
K・ラドノビ ○-× A・パブリュチェンコワ(ロシア) (17), 6-1, 6-2
N・ペトロワ(ロシア) (19) ○-× S・ハレプ(ルーマニア), 6-1, 6-1
L・ロブソン ○-× K・クレイステルス (23), 7-6 (7-4), 7-6 (7-5)
P・パルメンティエ(フランス) ○-× Y・ウィックマイヤー(ベルギー) (25), 7-6 (7-5), 6-3
鄭潔 (28) ○-× M・リバリコワ(スロバキア), 6-3, 6-1
V・レプシェンコ(アメリカ) (31) ○-× An・ロディオノワ(オーストラリア), 6-2, 6-2
M・ミネッラ(ルクセンブルグ) ○-× K・プリスコバ(チェコ共和国), 6-4, 6-4
M・バーデッテ(アメリカ) ○-× L・フラデカ(チェコ共和国), 6-2, 6-4
A・タチシュビリ(グルジア) ○-× S・シルステア, 6-7 (5-7), 6-1, 6-2

(翻訳/弓削忠則)

(2012年8月30日14時43分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

11月11日

西岡良仁 世界1038位に辛勝で初戦突破 (20時23分)

【1ポイント速報】西岡良仁ら 日本勢1回戦 (19時44分)

綿貫陽介 2年連続7度目の初戦突破 (18時48分)

内山靖崇 逆転負けで初戦敗退 (17時01分)

坂本怜 2時間半の激闘制し初戦突破 (15時09分)

シナー 2連覇へ完璧なスタート (8時13分)

ジョコ、ロス五輪で引退を計画 (7時06分)

世界6位 好相性の最終戦で好発進 (6時12分)

11月10日

小堀桃子 単でITF大会4度目V (13時37分)

大坂なおみ・内島萌夏ら 最新世界ランク (12時44分)

西岡良仁と島袋将、錦織圭を抜く (10時25分)

西岡 全豪OP本戦入りへ「優勝だけ」 (9時24分)

大坂なおみ練習再開「死にそうに」 (8時12分)

ズベレフ 不安払拭し初戦白星 (7時05分)

アルカラス 初の白星発進、最終戦開幕 (5時57分)

11月9日

西岡良仁 頂上決戦制し8度目V (17時34分)

【1ポイント速報】西岡良仁vsダックワース (15時23分)

島袋将 第1シードに屈し準V (15時16分)

【1ポイント速報】島袋将vsロチャ (13時00分)

快挙 23年ぶり米10代がツアーV (12時23分)

全勝Vで女子スポーツ史上最高賞金獲得 (10時06分)

ジョコビッチ 負傷で最終戦欠場 (8時45分)

ジョコ 史上最年長でツアー101度目V (7時58分)

11月8日

西岡良仁 熱戦制し10度目の決勝進出 (16時23分)

島袋将 2週連続で決勝進出 (15時02分)

【1ポイント速報】西岡良仁vsマッケイブ (14時00分)

19歳 ツアー初制覇に王手 (13時01分)

異例 6人で最終戦の記念撮影 (11時50分)

ジョコ破り優勝が条件、最後の試練へ (10時47分)

最終戦 決勝は全勝対決に (9時44分)

ジョコ 今季3度目の決勝進出 (8時35分)

【動画】西岡良仁 頂上決戦制し8度目V!優勝の瞬間! (0時00分)

【動画】アルカラス 最終戦白星スタート!デ ミノー撃破の瞬間! (0時00分)

【動画】勝利の瞬間、雄叫びを上げるズべレフ (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!