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女子テニスツアーのニューヘイブン・オープン(アメリカ/ニューヘイブン、賞金総額63万7000ドル、ハード)は21日、シングルス1回戦残り1試合と2回戦3試合が行われたが、棄権を申し出る選手が続出した。第1シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)は予選勝者のO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)に0-6, 1-2とリードされたところで、M・バーテル(ドイツ)は試合開始前に、それぞれ棄権を申し入れ大会を後にした。
第1シードのラドワンスカは、立ち上がりから世界ランク2位らしからぬプレーで、自身のサービスゲームでは39パーセントしかポイントを獲得出来ず、予選を勝ち上がったゴヴォルツォバに3回あったサービスゲーム全てをブレークされるなど、1ゲームも取ることが出来ず第1セットを奪われてしまう。
第1セットを落としたラドワンスカはその直後に、トレーナーを要求。第2セットが始まる前に右肩に治療を施してもらっていた。ラドワンスカはこの夏、右肩の痛みに悩まされていた。
再開された第2セットの第1ゲームでもブレークを許したラドワンスカは、スタートから7ゲーム連続で奪われると、次のゴヴォルツォバのサーブをブレークして初めてゲームを取って反撃に出るかと思われた。しかし続くサーブでまたしてもブレークを許してしまったラドワンスカは、その直後のコートチェンジの時にゴヴォルツォバに握手を求め自ら試合に終止符を打った。
また、第7シードのM・キリレンコ(ロシア)との2回戦を予定していたバーテルだったが、試合開始前に胃腸疾患を理由に棄権することを決め、コートに立たず大会を去ってしまった。
キリレンコは労せずベスト8入りとなり、その準々決勝ではゴヴォルツォバと顔を合わせる。
その他、2回戦に登場したシード勢は順当な勝ち上がりを見せた。第4シードのS・エラーニ(イタリア)はC・スアレス・ナバロ(スペイン)を6-4, 6-3のストレートで、第5シードのM・バルトリ(フランス)もS・スティーブンス(アメリカ)を6-1, 0-6, 6-3のフルセットで退け、準々決勝進出を決めた。
エラーニは各セットで1度ずつブレークをスアレス・ナバロに許したものの、第1セットでは2度、第2セットでは3度のブレークを奪い返し79分の快勝でスアレス・ナバロを倒した。今季好調のエラーニはこれで9回目のベスト8入りで、今季5度目の優勝へ前進した。
バルトリは第1セットをあっさり先取したものの、第2セットは流れをスティーブンスに奪われ1ゲームも取れずにそのセットを失ってしまった。勝敗を決める第3セットでは、出だしでブレークを許し0-3とリードされたバルトリだったが再び集中を高め、その後3度のブレークに成功し1時間48分で勝利を物にした。
エラーニとバルトリが準決勝進出を懸けて準々決勝で対決する。
この日行なわれた1回戦の試合結果は以下の通り。
鄭潔(中国) ○-× T・ピロンコバ(ブルガリア), 7-5, 6-2
この日行なわれた2回戦の試合結果は以下の通り。
O・ゴヴォルツォバ ○-× A・ラドワンスカ (1), 6-0, 2-1, 途中棄権
S・エラーニ (4) ○-× C・スアレス・ナバロ, 6-4, 6-3
M・バルトリ (5) ○-× S・スティーブンス, 6-1, 0-6, 6-3
M・キリレンコ (7) ○-× M・バーテル, 不戦勝
今大会の優勝賞金はシングルス10万7000ドル。
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