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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会3日目の27日、男子シングルス2回戦が行われ、センターコートではチャールズ皇太子が見守る中、第3シードのR・フェデラー(スイス)がF・フォニュイーニ(イタリア)に6-1, 6-3, 6-2のストレートで快勝、3回戦に進出した。
1970年以来にウィンブルドンを訪れたチャールズ皇太子は、カミラ夫人とともにロイヤルボックスの最前列にて観戦された。またセンターコートに入場してきたフェデラーとフォニュイーニは、自らのベンチにつくまえにロイヤルボックスに一礼すると、皇太子はそれに答えて手を振った。
「事前に説明はありました。」とフェデラー。「何もバカなことはできません。お辞儀をするように頼まれたけど、何も問題はありません。今日は彼らが観戦に来たので、とても興奮しました。」
フェデラーの勝利後、チャールズ皇太子とカミラ夫人は観客とともに勝利を祝福した。その後、フェデラーは皇太子夫妻のもとを訪れ、テニスやポロ、フェデラーの双子の娘たちについて数分の会話を楽しんだ。
「彼らはとても親切で、僕のプレーが素晴らしかったと思ったそうです。」とフェデラー。「試合の後にお褒めを頂くのは、とても素敵なことです。必要ないかもしれませんが、もちろん感謝しました。」
2010年の全豪オープン以来、メジャータイトルから遠ざかっているフェデラーは、2年半ぶりとなるビッグタイトルに意欲を示している。また今大会で優勝すれば、W・レンショーとP・サンプラス(アメリカ)に並ぶ、ウィンブルドン7勝目となる。
ここまでの2試合で9ゲームしか失っていないフェデラーは「自分のプレーには満足しています。必要な時に良いサーブが入ります。動きも良いし、フォアハンドもバックハンドも調子が良い。気持ちよく勝てていますが、最後のポイントまで気を抜いてはいけません。集中のレベルにも満足しています。」と、心技体が充実していることをアピールした。
この試合後、天候が悪化して試合は一時的に中断。センターコートは今年初めて屋根が閉められた。この日最後の試合に登場したディフェンディング・チャンピオンで第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は、R・ハリソン(アメリカ)に6-4, 6-4, 6-4のストレートで勝利したが、試合が終わった時は21時52分だった。
「長い試合でした。」とジョコビッチ。「センターコートでプレーできる機会に恵まれて、名誉なことです。センターコートに足を踏み入れた時は、他の大会とは違うエネルギーを感じることが出来ます。」
この日は前日から繰り越されたシングルス1回戦も行われており、第21シードのM・ラオニチ(カナダ)はわずか1ゲームをプレーしただけでS・ヒラルド(コロンビア)に勝利、スコアは6-4, 6-4, 6-4だった。
その一方、第30シードのA・ロディック(アメリカ)は試合終了まで3時間近くを要し、J・ベイカー(英国)に7-6 (7-1), 6-4, 7-5で勝利している。
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