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女子テニスツアーのユニセフ・オープン女子(オランダ/スヘルトヘンボシュ、賞金総額22万ドル、芝)は21日、予定されていたシングルス準々決勝4試合の内3試合が終了し、元世界ランク1位のK・クレイステルス(ベルギー)がF・スキアボーネ(イタリア)を6-3, 7-6 (9-7)のストレートで下し、復帰戦で順当な勝ち上がりを見せた。
クレイステルスはスキアボーネに対し、第1セットでは自身のサービスゲームでは78%と高い確率でポイントを獲得し、1度もブレークを許さなかった。逆にスキアボーネから1度ブレークを奪いそのセットを先取。
第2セットに入ると調子を上げたスキアボーネは、1度もブレークを許さず、クレイステルスも6回握られたブレークポイント全てをしのぐとタイブレークへ。そのタイブレークも両者譲らない展開ながら、最後は1時間39分でクレイステルスがスキアボーネを振り切った。
「今日は終始緊張した試合でした。スキアボーネは諦めずに戦って来る選手ですし、色んなショットを織り交ぜてくる選手でもあります。毎ポイント毎ポイント、集中を切らさないようにする事がとても必要でした。ウィンブルドン前にまた試合をする事が出来て嬉しいです。」と試合を振り返ったクレイステルスは、勝利の喜びも語っていた。
クレイステルスと決勝進出を懸けて準決勝を行うのは予選を勝ち上がったU・ラドワンスカ(ポーランド)で、この日の準々決勝でラドワンスカはS・アービッドソン(スウェーデン)を6-2, 7-6 (7-3)のストレートで下しての勝ち上がり。
世界ランク64位のラドワンスカは同46位のアービッドソンに、第1セットでは1度ブレークを許したものの、3度のブレークに成功。第2セットでは両者1度ずつブレークを奪い合いタイブレークへともつれ。そのタイブレークでもラドワンスカが主導権を握り、1時間28分で今季初となるベスト4入りを決めた。
残りの試合では、第8シードのN・ペトロワ(ロシア)が第3シードのD・チブルコワ(スロバキア)を6-2, 6-0の快勝で退けた。
第1セット第1ゲームでいきなりブレークを許したチブルコワは、何とか反撃に出ようとするも、好調なプレーを続けるペトロワはそれを許さなかった。ペトロワから1度ブレークを奪ったものの、結局3度のブレークを許しそのセットを失った。
更に調子を上げたペトロワは、第2セットでは1度もブレークポイントをチブルコワに与えず、チブルコワにサービスキープさえ許さず、1時間調度の快勝で今季初の準決勝進出を果たした。
この日は残りの準々決勝である第6シードのR・ビンチ(イタリア)とK・フリッペンス(ベルギー)の試合も行われたが、フリッペンスが6-4, 6-5とリードしたところで雨が降り始め試合続行が不可能となり、22日へと順延が決まった。
ペトロワはビンチとフリッペンスの勝者と準決勝で対戦する。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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