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男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、賞金総額44万2500ドル、クレー)は9日、シングルス準決勝2試合が行われ、第6シードの錦織圭(日本)が第7シードのP・クエバス(ウルグアイ)に6-3, 7-5のストレートで勝利、決勝に進出した。
東日本大震災の復興のために寄付金を集める活動をしている錦織は「勝利を約束できるわけではありませんが、明日も勝って、少しでも希望を与えられたらと思います。震災のことは常に頭の中にありますが、試合が始まれば一つのことに集中してしまいます。」と、試合への抱負を語っている。
2008年のデルレイビーチ大会でツアータイトルを獲得している錦織は、キャリア2勝目を目指し地元勢のR・スウィーティング(アメリカ)と決勝で対戦する。主催者推薦で出場のスウィーティングは、予選から勝ち上がってきたI・カルロビッチ(クロアチア)に7-6 (7-3), 6-3で勝利、決勝進出を果たしている。
もし錦織が今大会に優勝すると、翌週に発表される最新のランキングで錦織は松岡修造(日本)が持つ日本男子最高ランキングである46位以上となることが確定する。
「良いプレーをすれば、ランキングはついてくるものです。」と錦織。「今日は素晴らしいプレーができました。サーブはそれほどではありませんでしたが、暑くても頑張りました。試合を通してファイトできました。」
ここまでの3試合で全てのサービスゲームをキープするなど、サーブが好調であった錦織であったが、この日は第2セットだけで2度のブレークをクエバスに許していた。
「彼のリターンが素晴らしかったですから、ブレークされてしまいました。」と錦織。「素晴らしいサーブを毎日決め続けることはできない時もあります。」
第2セット第12ゲームで錦織は2本のブレークピンチを切り抜けると、2本目のマッチポイントでフォアハンドのウィナーを決め、1時間43分で決勝への切符を手に入れた。
23歳のスウィーティングは、2006年のM・フィッシュ(アメリカ)以来となるワイルドカードでの決勝進出を決めている。現在ではアメリカ勢ナンバー1となったフィッシュは、今大会に出場しているが準々決勝で錦織に敗れている。
今大会の優勝賞金は8万650ドル。
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