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男子テニスツアーの米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、賞金総額44万2500ドル、クレー)は6日、シングルス2回戦4試合が行われ、主催者推薦で出場のR・スウィーティング(アメリカ)が第2シードのS・クエリー(アメリカ)を3-6, 7-6 (7-5), 6-3の逆転で撃破、ベスト8に進出する波乱が起きた。
世界ランク93位のスウィーティングは、試合を通して24本ものブレークピンチに直面したが、そのうちの18本を切り抜ける粘りのプレーを見せた。一方のクエリーは、第2セットのタイブレークではサーブで3ポイントを失っている。そのうちの1本は、セットポイントで犯したダブルフォルトだった。
この日の試合では、両者併せて11度のサービスブレークがあった。また7ゲーム連続でブレークという、男子の試合では珍しいことが第2セットの終盤から第3セットの序盤にかけて起きていた。
「全体を通して、自分のプレーには満足しています。」とスウィーティング。「序盤は本当にスローでしたし、オープニングゲームでブレークされてしまいました。彼のサーブは本当に良く、後ろに下がってしまったので、ブレークするチャンスがありませんでした。何かしなければいけないことは分かっていましたから、第2セットではセカンドサーブで踏み込んでリターンするようにしました。」
試合序盤はリズムを握りながらも、逆転を許してしまったクエリーは「クレーでは、まだ快適にプレーが出来ていません。もう数週間ほどクレーコートで練習して、次の大会に備える必要があります。」と、調整不足であったことを明かしている。
第4シードのJ・アイズナー(アメリカ)は、H・ゼバロス(アルゼンチン)を7-5, 6-3のストレートで下し、ベスト8入りを決めている。
試合を通して14本のサービスエースを決めたアイズナーは、1本もブレークピンチに直面することなく、1時間10分で勝利している。
「クレーでのプレーは楽しんではいるけど、最初の試合はタフでした。」とアイズナー。「動きがまるで違いますし、これまで4、5回しか練習できませんでした。ただ勝つことを目指しました。」
身長205cmと長身のアイズナーは、準々決勝で身長208cmのI・カルロビッチ(クロアチア)と対戦する。
「誰かと目が合うことはそうあることじゃないけど、彼にとっても同じことだろうね。」とアイズナー。
予選から今大会に出場しているカルロビッチは、I・クニツィン(ロシア)に6-4, 6-1で勝利、ベスト8入りを決めている。
この他の試合では、T・ガバシュビリ(ロシア)が第8シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を7-6 (7-4), 6-3で破り、準々決勝進出を決めている。
今大会の優勝賞金は8万650ドル。
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