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男子テニスツアーのPBZザグレブ・インドア(クロアチア/ザグレブ、賞金総額39万8250ユーロ、ハード)は2月1日に、シングルス1回戦6試合を行い、32歳のR・シュティエパネック(チェコ共和国)が予選を勝ち上がった34歳のS・クーベック(オーストリア)とのベテラン対決を6-3, 6-2のストレートで制して2回戦進出を決めた。
世界ランク63位のシュティエパネックは第1セットは1度ブレークを許すも3度のブレークを奪いそのセットを先取。第2セットに入ると自身のサービスゲームでは1度もブレークポイントを握らせず、逆にクーベックから2度のブレークを奪いわずか57分で長年の戦友を下した。
2006年の今大会の準優勝者のクーベックとは1999年に初対戦していたシュティエパネックは「出だしから良い感触だった。初戦はいつも難しいもの。環境やコートに慣れなければならないからね。フラットに打つとボールがあまり弾まないからこれを活用して今後も勝利を続けたい。」と、試合後に感想を語っていた。2回戦では第5シードのF・マイヤー(ドイツ)と顔を合わせる。
昨年ベスト4入りしている第7シードのP・ペッツシュナー(ドイツ)もJ・ハジェク(チェコ共和国)を6-3, 6-3と71分のストレートで下し順当に2回戦へ進んだ。ペッツシュナーは主催者推薦のA・ベイチとの2-6, 7-6 (7-4), 7-6 (7-2)の接戦を制した予選勝者のA・ボゴモロフJR(アメリカ)と2回戦で対戦する。
その他の試合結果は以下の通り。
B・カブチッチ(スロベニア) ○-× M・ズベレフ(ドイツ), 6-2, 7-5
I・クニツィン(ロシア) ○-× J・ポスピシル, 6-3, 6-2
D・ブランズ(ドイツ) ○-× I・カルロビッチ(クロアチア), 7-5, 6-7 (3-7), 7-6 (7-1)
この日のダブルス1回戦には、2001年のウィンブルドン・チャンピオンで元世界ランク2位のG・イバニセビッチ(クロアチア)がM・チリッチ(クロアチア)と組んで登場。しかし、F・ポラセック(スロバキア)/I・ゼレネイ(スロバキア)組の前に6-7 (4-7), 4-6で敗退し、初戦で姿を消すこととなった。
イバニセビッチは「自分はサーブが不調で、彼(チリッチ)はリターンがあまり良くなかった。もし自分のサーブが10%くらい良かったら勝っていたかも知れない。自分のショットが上手く行かないかも知れないと思っていたけど、まさかサーブが駄目になるとは思わなかった。」と、試合を振り返っていた。
今大会、シングルスでは第1シードで出場しているチリッチは、1回戦が免除されており2回戦からの登場となっているため、まだシングルスの試合には登場していない。そのためイバニセビッチは、チリッチがシングルスへの準備としてダブルスが出来たことは良かったと感じている。
「この試合は彼にとっては重要だった。コートや環境に慣れて、シングルスを行うことができるからね。引退して何年も経っているにも関わらず、今日のレベルでプレーできたことには満足している。観客も最高だったし試合を楽しむことができたよ。」
しかしまた試合に出るかの問いには「いや、1度で十分。今回はシニアツアーへの良い準備にもなったね。」とATPツアーへの復帰の可能性を否定していた。
今大会の優勝賞金はシングルス7万2600ユーロ、ダブルス2万2000ユーロ。
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