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男子テニスツアーのバレンシア・オープン(スペイン/バレンシア、賞金総額135万7000ユーロ、ハード)は3日にシングルス1回戦残り3試合と2回戦2試合が行われ、第1シードで前年度覇者のA・マレー(英国)が敗れる波乱が起きた。その波乱の立役者はJ・モナコ(アルゼンチン)でマレーを6-2, 3-6, 6-2と2時間11分で退け、今季6度目の準々決勝進出を決めた。
世界ランク25位で26歳のモナコは、先月行われた上海マスターズの準決勝で、同4位のマレーに敗れていたが、この日の2回戦ではそのリベンジに成功した。第1セットを2度のブレークを奪って先取したモナコは、第2セットでも先にブレークに成功しリードを奪った。しかしそこから逆襲に出たマレーがそのセットを奪い返し試合はファイナルセットへ。
勝敗を決める第3セットでは、再び息を吹き返したモナコがマレーから2度のブレークを奪うなど試合の主導権を握り、今季2度目となるトップ10選手からの勝利を物にした。モナコは主催者推薦のP・アンジャー(スペイン)とラッキールーザーのM・グラノジェルス(スペイン)の勝者と準々決勝で対戦する。グラノジェルスはこの日の1回戦で予選勝者のB・パイユ(フランス)を6-2, 6-4で下しての勝ち上がり。
23歳のマレーは今年4月のモンテカルロ・マスターズ以来となる2回戦敗退だった。すでにツアー最終戦への出場を決めているマレーは、来週パリで行われるマスターズ1000大会へ出場して、その2週間後に行われる最終戦へ出場して今季の活動を終える。
もう1試合行われた2回戦でも第3シードのF・ベルダスコ(スペイン)が敗れる波乱に見舞われた。その波乱を演じたのはG・シモン(フランス)でベルダスコを6-1, 6-3とわずか57分で一蹴した。ベルダスコは最終戦への残り3枚の切符を争っているものの、USオープンで準々決勝敗退後は、アジア・シーズン3大会で初戦敗退を喫し、今大会の1回戦で久々の勝利を飾っていたが、またしても上位進出することなく大会を去る結果になってしまった。
シモンは自身のサービスゲームでは1度もブレークを奪われず、逆にベルダスコから4度のブレークを奪い圧倒。準々決勝では第6シードのN・ダビデンコ(ロシア)とJ・I・チェラ(アルゼンチン)の勝者と対戦する。
この日行われたその他の1回戦では、第8シードのG・モンフィス(フランス)がE・シュワンク(アルゼンチン)を6-3, 6-3で、予選勝者のP・クエバス(ウルグアイ)がラッキールーザーのA・ラモス=ビノラスを6-3, 6-4と、いずれもストレートで下して2回戦へ進んだ。ラモス=ビノラスはM・ヨージニ(ロシア)の欠場から本戦入りしていた。
今大会の優勝賞金は32万3000ユーロ。
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