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女子テニスツアーのムチュア・マドリレーニャ・オープン(スペイン/マドリッド、賞金総額350万ユーロ、クレー)は9日、シングルス1回戦11試合が行われ、元世界ランク1位のM・シャラポワ(ロシア)とJ・エナン(ベルギー)が揃って敗れる波乱の展開となっている。
まず最初に番狂わせが起きたのは、第11シードのシャラポワとL・サファロバ(チェコ共和国)の対戦で、サファロバがシャラポワを6-3, 6-4のストレートで破り2回戦進出を決めている。
この日の試合でシャラポワは、最初の4ゲームを連続で落とし0-4とされると、何とか4-4まで追いついたものの、最後はサファロバに押し切られこのセットを先取されてしまう。
第2セットに入りリズムを取り戻したいシャラポワであったが、終盤でサファロバにブレークを許してしまい万事休す、わずか1時間31分で大会を去ることとなった。
3月に行われたインディアンウェルズ大会以来となる試合に敗れたシャラポワは「リズムを見つけるのに苦労しています。彼女はとても堅実なプレーをしていたと思いますし、試合に勝つために必要な全てを実行する良いテニスでした。とにかく、私よりも確実でした。」と敗戦を振り返った。
一方のエナンは、A・レザイ(フランス)に対し第1セットを先取したものの4-6, 7-5, 6-0の逆転で敗れている。第1セットで1-4とリードを奪われたエナンであったが、ここから5ゲームを連取、このセットを先取すると、第2セットではゲームカウント5-5とし勝利まで2ゲームに迫った。しかし、ここからレザイが怒涛の8ゲーム連取、1時間58分で鮮やかに逆転勝利を飾った。
試合後の会見でエナンは「今日はベストの体調ではありませんでした。シュトゥットガルドで優勝後に体調を崩してしまい、必要なエネルギーがありませんでした。アラバンはとても良いレベルでプレーしていました。今大会で本当に優勝したかっただけに、残念です。」と、体調が万全ではなかったことを明らかにしている。
シャラポワを除くシード勢は順当に勝ち上がっており、第4シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)はS・ボーゲル(スイス)を6-4, 6-2で、第9シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)はM・キリレンコ(ロシア)を6-2, 6-2で、第15シードのF・スキアボーネ(イタリア)はA・コルネ(フランス)を6-2, 6-2でそれぞれ破り、2回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
D・チブルコワ(スロバキア) ○-× I・ベネソバ(チェコ共和国), 6-2, 6-2
V・ドゥシェヴィナ(ロシア) ○-× K・フリッペンス(ベルギー), 6-2, 6-1
O・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ) ○-× T・ガルビン(イタリア), 7-5, 6-2
A・ペトコビッチ(ドイツ) ○-× S・エラーニ(イタリア), 6-7 (3-7), 6-1, 7-5
A・ドゥルゲグ ○-× M・シンク(ハンガリー), 6-1, 途中棄権
A・パブリュチェンコワ(ロシア) ○-× D・ハンチュコバ(スロバキア), 6-4, 7-6 (7-2)
今大会の優勝賞金は62万ユーロ。
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