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女子テニスツアーのバルセロナ女子オープン（スペイン/バルセロナ、賞金総額２２万ドル、クレー）は１２日、シングルス１回戦残り１４試合が行われ、前年度チャンピオンのＲ・ビンチ（イタリア）が第２シードのＡ・レザイ（フランス）を6-3, 6-4のストレートで下し、２連覇へ向けて好調なスタートを切った。

現在の女子テニスでは数少ないサーブ＆ボレーを見せるビンチは、そのプレースタイルからクレーは得意ではないと思われがちだが、自身２度あるツアー優勝はいずれもクレーで飾っている。この日もトップ２０入りを果たしたばかりのレザイに３度のブレークを奪われるも５度のブレークを奪い返し、７１分で勝利を収めた。

ビンチは２回戦で主催者推薦のＬ・ポウス・ティオ（スペイン）と対戦する。ポウス・ティオは同じく主催者推薦で出場のＬ・ドミンゲス=リノ（スペイン）を4-6, 6-3, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。

第１シードのＦ・スキアボーネ（イタリア）はＡ・ブリアンティ（イタリア）を6-2, 6-1と危なげなく退け、順当に２回戦進出を決めた。第３シードのＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン）もＡ・ペトコビッチ（ドイツ）を6-4, 6-4で、第４シードのＭ・キリレンコ（ロシア）も予選勝者のＭ・ザック=ペスキリック（スロバキア）を7-5, 6-1のストレートで下し、初戦突破を決めた。

世界ランク１７位のスキアボーネは、同胞で同７９位のブリアンティに第１セットで１度ブレークを許すも、第２セット含め５度のブレークを奪い、わずか６２分の快勝で今季クレーでの初戦を白星で飾った。

スキアボーネはＬ・フラデカ（チェコ共和国）を6-4, 7-5で倒したＴ・ガルビン（イタリア）と、マルチネス=サンチェスはＳ・ボーゲル（スイス）を6-4, 4-6, 6-4で破った主催者推薦のＡ・パーラ=サントンハ（スペイン）と、キリレンコはＡ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）を6-1, 6-4で下したＹ・シュウェドワ（カザフスタン）とそれぞれ２回戦で対戦する。

その他の試合結果は以下の通り。

Ｓ・エラーニ（イタリア） ○-× Ｇ・ドゥルコ（アルゼンチン） (6), 2-6, 6-1, 7-6 (7-4)
Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン） (7) ○-× Ｓ・ハレプ, 6-4, 3-6, 6-3
Ｒ・クリコバ（ロシア） ○-× Ｌ・サファロバ（チェコ共和国） (8), 6-3, 7-6 (7-4)
Ａ・ドゥルゲグ（ルーマニア） ○-× Ｓ・ソレール=エスピノサ, 6-2, 6-1
Ｔ・バシンスキー（スイス） ○-× Ａ・コルネ（フランス）, 7-5, 6-3
Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） ○-× Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国）, 6-1, 6-4

今大会の優勝賞金は３万７０００ドル。