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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会4日目の21日、女子シングルス2回戦16試合が行なわれ、第1シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)、第6シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)が姉妹揃って勝利、それぞれ3回戦に進出した。
今大会のディフェンディング・チャンピオンであるセリーナはP・クヴィトバ(チェコ共和国)を6-2, 6-1で、姉のヴィーナスはS・バンマー(オーストリア)を6-2, 7-5で下している。
妹であるセリーナに先駆けてハイセンス・アリーナで試合を行ったヴィーナスは、1回戦でL・サファロバ(チェコ共和国)と対戦しており、この日が2戦連続での左利き選手との対戦となっていた。「最初の2戦を左利きとするなんて、少し変わっているわね。だけど、何とかなったわ。彼女のスタイルは他の選手とは少し違う。彼女はムーンボールを多用するから、我慢強くならなきゃいけない。自分のリズムを守ったわ。」と試合を振り返った。
姉のヴィーナスに続いて登場したセリーナは、世界ランク77位のクヴィトバに対し4度のブレークに成功すると、わずか67分で一蹴、危なげなく3回戦に進出している。
2003年の初優勝以来、1年おきに今大会でタイトルを獲得しているセリーナは「もし良いプレーが出来れば、誰にでも勝てるような気がするわ。」と連覇の障害となるライバル達をけん制した。
また自らの試合の前に行なわれたヴィーナスの試合については「ヴィーナスの試合は見ていないわ。彼女をテレビで見ることができないの、特に自分の試合の前はね。緊張しすぎてしまうのよ。」と妹らしい一面を見せていた。
2008年のファイナリストで同年の全仏オープンを制し世界ランク1位にもなったA・イバノビッチ(セルビア)とG・ドゥルコ(アルゼンチン)の2回戦は、世界ランク36位のドゥルコが6-7 (6), 7-5, 6-4の逆転で制し、初の3回戦進出を決めている。
全仏オープンで優勝して以降のグランドスラムで、6大会連続で4回戦突破を果たしていない。思うような成績を残せていないイバノビッチは、2008年よりも良いプレーをしているとしつつも、自分自身でかけているプレッシャーが違うとしている。
「自分で期待していることが大きいのだと思います。実際、2008年や昨年よりも良いショットが打てていると思います。自分の目標に向かっていますが、もう少し時間がかかりそうです。」
昨年のUSオープンで決勝に進出していた第4シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)は、J・ジョルジュ(ドイツ)を6-3, 6-1で圧倒し、2年連続となる3回戦進出を決めている。また、第7シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)はS・ボーゲル(スイス)を6-4, 6-0で一蹴、こちらも順当に3回戦に駒を進めている。
この他の試合の結果は以下の通り。
V・ズヴォナレーワ(ロシア) (9) ○-× I・ベネソバ(チェコ共和国), 6-0, 6-3
A・ラドワンスカ(ポーランド) (10) ○-× A・クドリャフツェワ(ロシア), 6-0, 6-2
S・ストザー(オーストラリア) (13) ○-× K・バロア(ドイツ), 7-5, 6-3
N・リー(中国) (16) ○-× A・サバイ(ハンガリー), 3-6, 7-5, 6-2
F・スキアボーネ(イタリア) (17) ○-× J・コイン(フランス), 6-3, 6-4
A・ブリアンティ(イタリア) ○-× S・リシキ(ドイツ) (21), 2-6, 6-4, 6-4
D・ハンチュコバ(スロバキア) (22) ○-× S・アービッドソン(スウェーデン), 6-4, 6-1
S・ペア(イスラエル) (29) ○-× T・ピロンコバ(ブルガリア), 6-1, 6-4
C・スアレス・ナバロ(スペイン) (32) ○-× A・ペトコビッチ(ドイツ), 6-1, 6-4
T・ガルビン(イタリア) ○-× Y・シュウェドワ(カザフスタン), 6-7 (5-7), 6-2, 6-0
C・デラクア(オーストラリア) ○-× K・シュプレム(クロアチア), 7-6 (7-4), 7-6 (8-6)
今大会の優勝賞金は210万豪ドル。日本円でおよそ1億7640万円。
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