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男子テニスツアーのPBZザグレブ・インドア（クロアチア/ザグレブ、賞金総額４５万ユーロ、ハード）は、大会初日の月曜日に地元期待で第２シードのＭ・チリッチ（クロアチア）がＡ・クレマン（フランス）を6-4, 6-3と危なげなく退け、順当に２回戦進出を決めた。

世界ランク２２位のチリッチは、１２本ものサービス・エースを決めるなど、同８０位のクレマンを１時間２９分で下した。シーズン開幕戦で自身２度目の優勝を飾った２０歳のチリッチは、全豪オープンでは３回戦で第１１シードのＤ・フェレール（スペイン）を下し４回戦進出を果たすなど好調を続けている。２回戦ではＭ・ジケル（フランス）との6-2, 4-6, 7-6 (7-2)の接戦を制したＦ・セラ（フランス）と対戦する。

この日は地元勢の活躍が目立った。同４８位で３０歳のベテランのＩ・リュビチッチ（クロアチア）もＣ・ロクス（ベルギー）を6-4, 6-1とわずか５７分で一蹴した。元世界ランク３位のリュビチッチは今大会が開催された２００６年に優勝を飾り、２００７年、２００８年といずれも準優勝を飾るなど、常に決勝へ進出している相性の良い大会。自身９回目の優勝目指して２回戦では、第８シードのＳ・ボレッリ（イタリア）とＶ・トロイキ（セルビア）の勝者と顔を合わせる。

地元から主催者推薦で出場のＡ・ベイチも、Ｇ・カニャス（アルゼンチン）を4-6, 6-4, 6-2の逆転で破り２回戦進出を決めた。２０歳で同２５５位のベイチは、嬉しいＡＴＰ大会初勝利を地元で飾った。上位進出目指し、第５シードのＪ・メルツァー（オーストリア）とＥ・コロレフ（ロシア）の勝者と２回戦を行う。

その他の試合では、Ｔ・ガバシュビリ（ロシア）がＭ・ヨージニ（ロシア）との同胞対決を6-3, 6-4のストレートで制し２回戦へ駒を進めた。２回戦では第７シードのＭ・アンチッチ（クロアチア）と予選を勝ち上がったＬ・ラコ（スロバキア）の勝者と対戦する。

今大会の優勝賞金は７万３０００ユーロ、優勝ポイントは２５０。