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テニスのグランドスラム大会である全豪オープン(オーストラリア/メルボルン)は大会3日目の21日、女子シングルス2回戦が行なわれ、第1シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)、第5シードのA・イバノビッチ(セルビア)ら上位陣が順当に勝利、それぞれ3回戦に進出した。
昨年の準優勝者でもあるイバノビッチは、サーブの不調に悩まされながらも、予選から勝ち上がってきたA・ブリアンティ(イタリア)を6-3, 6-2で下し、3回戦に駒を進めた。
この日の試合で、イバノビッチは第1セットで3-1とリードしたが、第5ゲームで3度のダブルフォルトを犯し、ブリアンティにブレークを許す。しかし、再びブレークに成功したイバノビッチは、5-2とリードを広げ、結局6-3で第1セットを先取する。
続く第2セット、イバノビッチは序盤で2度のブレークに成功、3-0とリードする。しかし、ブリアンティが後背部の治療のためにメディカルタイムアウトをとると、リズムを崩したのか、イバノビッチは次のゲームをブレークされ、3-2まで追い上げられるも、続く3ゲームをイバノビッチが獲得、試合に終止符を打った。
ムラのある試合内容にかかわらず、イバノビッチは、「前の試合よりはとても向上していると思う。前よりも打ち込んでいるし、ネットにも出るようにしている。やりたいことが出来るようになっている。」と調子が上がっている事をアピールした。
一方、初のグランドスラム制覇を目指すヤンコビッチは、世界ランク110位のK・フリッペンス(ベルギー)を6-4, 7-5のストレート勝利ながら、試合時間は1時間46分と、予想外の苦戦を強いられた。
第1セット第2ゲームだけで8本のブレークピンチをしのいだヤンコビッチは、第9ゲームでブレークに成功し、第1セットを先取する。
第2セットでは、序盤にブレークに成功したフリッペンスが3-1とリードをするも、世界ランク1位のヤンコビッチがそこから3ゲームを連取するなど巻き返し、フリッペンスのミスに助けられながらも勝利を収めた。
試合後の会見でヤンコビッチは、「今日はタフな試合だった。対戦相手のプレーは良かったと思う。彼女は失うものはないから、コートで自由にラケットを振っていた。今日の試合内容には満足していない。次の試合までに調整をしなおさなければならない。」とコメントした。
昨年はベスト4に進出しているヤンコビッチは、3回戦で杉山愛(日本)と対戦する。第26シードの杉山は、N・デシー(フランス)を1-6, 6-1, 6-3の逆転で下し、3回戦に進出した。
この他の試合の結果は以下の通り。
D・サフィーナ(ロシア) (3) ○-× E・マカロバ(ロシア), 6-7 (3-7), 6-3, 6-0
V・ズヴォナレーワ(ロシア) (7) ○-× E・ガロビッツ(ルーマニア), 6-0, 6-0
N・ペトロワ(ロシア) (10) ○-× S・ミルザ(インド), 6-3, 6-2
C・ウォズニアキ(デンマーク) (11) ○-× V・ルアノ=パスクアル(スペイン), 6-3, 6-3
A・コルネ(フランス) (15) ○-× A・ペトコビッチ(ドイツ), 6-1, 6-0
M・バルトリ(フランス) (16) ○-× T・ピロンコバ(ブルガリア), 7-5, 6-2
J・ドキッチ(オーストラリア) ○-× A・チャクエタゼ(ロシア) (17), 6-4, 6-7 (4-7), 6-3
D・ハンチュコバ(スロバキア) (19) ○-× M・ヨハンソン(フランス), 6-3, 4-6, 6-3
K・カネピ(エストニア) (25) ○-× P・メイヤー(オーストリア), 6-3, 6-1
A・クレイバノワ(ロシア) (29) ○-× S・コーエン‐アロー(フランス), 6-1, 3-6, 6-2
L・サファロバ(チェコ共和国) ○-× M・イラコビッチ(ニュージーランド), 6-1, 3-6, 9-7
G・ウォスコボエワ(カザフスタン) ○-× K・ナップ(イタリア), 6-4, 6-1
S・エラーニ(イタリア) ○-× M・ニクルスク(ルーマニア), 6-2, 6-3
今大会の優勝賞金は200万豪ドル。
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