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国際テニス連盟(ITF)が先日、2008年のテニス世界チャンピオンを発表し、男子シングルスではR・ナダル(スペイン)が、女子シングルスではJ・ヤンコビッチ(セルビア)がそれぞれ選出された。両者ともに今回が初受賞となるだけでなく、今シーズンを世界ランク1位で終えたのも初めてのこと。
ナダルは今季、全仏オープンとウィンブルドンを含む8大会で優勝し、R・フェデラー(スイス)から世界王者の座を譲り受けた。「今年は信じられない1年で、今年の出来事は忘れられないだろう。世界ランク1位でシーズンを終えるなんてとても特別なことだ。それと同時に、オリンピックでの金メダル獲得や、デ杯でのスペイン優勝の一助になれたことを誇りに思う。スペインのスポーツ界にとって素晴らしい年だったし、その一端を担えて嬉しい。」
ナダルは、1980年のB・ボルグ(スウェーデン)以来となる、同一シーズンの全仏オープンとウィンブルドンを制した選手となった。
初めてセルビア人としてシーズンを世界ランク1位で終えたヤンコビッチは、今季は4大会で優勝を飾り、全米オープンでは初のグランドスラム決勝進出を果たした。「2008年に達成したことと、自分自身を誇りに思い、ITFの世界チャンピオンに選ばれ光栄です。今年は本当に頑張りましたし、世界ランク1位でシーズンを終えることは、目標としていたことであり、続けて行きたい事です。」
男子ダブルス部門では、D・ネスター(カナダ)とN・ジモンイッチ(セルビア)のペアが選出されている。ネスターとジモンイッチは、今年のツアー最終戦決勝でB・ブライアン(アメリカ)とM・ブライアン(アメリカ)のペアを破り、年度末ランク1位の座を獲得した。また今季のウィンブルドンを制し、全仏オープンでも決勝に進出していた。
女子ダブルス部門では、C・ブラック(ジンバブエ)とL・フーバー(アメリカ)のペアが2年連続で選出された。ブラックとフーバーは今季、全米オープンを含む10大会で優勝し、女子ツアー最終戦でも2連覇を達成している。
車いすテニス部門では、日本の国枝慎吾(日本)が2年連続で選出された。24歳の国枝は、今季のシングルスでは40戦無敗と驚異的な強さを誇り、7度のシングルス優勝と5度のダブルス優勝を果たした。また、北京パラリンピックでは、シングルスで金メダル、斎田悟司(日本)と組んだダブルスでも銅メダルを獲得していた。
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