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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(北京/中国、賞金総額60万ドル、ハード)は26日、シングルス準々決勝が行われ、地元期待の鄭潔(中国)が、第2シードのA・イバノビッチ(セルビア)を7-6 (7-4), 2-6, 6-4で下す大金星を上げ、準決勝に進出した。
この試合で19本中5本のブレークチャンスを活かした鄭潔は、イバノビッチから今季2勝目を、地元観衆の前で上げた。鄭潔は、今季のウィンブルドンでもイバノビッチと対戦しており、その時にも勝利を収め、中国人として初のベスト4進出を果たしていた。
現在世界ランク4位のイバノビッチは、「たくさん守りに回された。マラソンのような試合だった。彼女(鄭潔)はとても積極的で、ゲームを支配していた。どのくらい走らされたのかすら気付かなかったわ。もっと攻撃するべきだった。」と、敗者の弁。
今季の全仏オープンで優勝し、キャリア初のグランドスラムタイトルを手にしたイバノビッチは、優勝と同時に世界ランク1位の座も手に入れていたが、その後は準決勝進出が1度あるのみと、5勝5敗とスランプに陥っている。
25歳の鄭潔は、昨シーズンの後半7ヶ月を足首の故障のため棒に振っていたが、最近3ヶ月で世界ランクを133位から30位に大きく上昇させており、2006年のストックホルム大会以来のタイトル獲得に大きく前進した。
今大会初の4強入りを果たした鄭潔は、決勝進出を懸け、第4シードのS・クズネツォワ(ロシア)と対戦する。クズネツォワは、D・チブルコワ(スロバキア)を6-2, 6-4のストレートで下し、東レPPOに続きベスト4に進出した。
第5シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)は、A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-0, 6-1と圧倒し、準決勝進出を決めている。先週の広州大会で優勝しているズヴォナレーワは、第1シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と、決勝進出を争う。ヤンコビッチは、第7シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)を7-5, 6-1で下しての勝ち上がり。
今季5度のツアー決勝進出を果たし、2つのタイトルを手にしているズヴォナレーワだが、トップランカーとの対戦で好成績を残しておらず、トップ10選手に対しては2勝8敗と、大きく負け越している。しかし、その内の1勝は、今季初めのマイアミでヤンコビッチから挙げており、対戦成績も3勝3敗と五分の数字を残している。
世界ランク2位で、昨年の準優勝者のヤンコビッチは、今季はわずか1大会でしか優勝していないが、出場した18大会中17大会で準々決勝以上に進出している。
今大会の優勝賞金は9万5500ドル。
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