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男子テニス国別対抗戦のデビスカップは11日、ワールドグループの準々決勝が行われ、世界ランク2位のR・ナダル(スペイン)率いるスペイン、同6位のA・ロディック(アメリカ)を擁する昨年優勝国のアメリカが、初日のシングルスで2勝して準決勝進出に王手をかけた。
2004年以来の優勝を狙うスペインはドイツと対戦し、ナダルがN・キーファー(ドイツ)に7-6 (7-5), 6-0, 6-3で、世界ランク5位のD・フェレール(スペイン)がP・コールシュライバー(ドイツ)に6-7 (3-7), 6-3, 6-4, 6-2で勝利して、2勝0敗とリードした。スペインは2005年、2006年とワールドグループ1回戦敗退に終わり、昨年は準々決勝に進んだものの、優勝したアメリカに敗れた。
4年ぶりのベスト4進出に向けて、勝負を決めたいダブルスでは、F・ロペス(スペイン)/F・ベルダスコ(スペイン)組がコールシュライバー/P・ペッツシュナー(ドイツ)組と対戦する。コールシュライバーは、初日のシングルスの途中で背中と足の治療を受けたが、ダブルスには出場する予定。
また、昨年覇者のアメリカは、今季好調のロディックがM・ロドラ(フランス)に6-4, 7-6 (7-3), 7-6 (7-5)で、世界ランク8位のJ・ブレーク(アメリカ)がP・H・マチュー(フランス)に7-6 (7-5), 6-7 (3-7), 6-3, 3-6, 7-5で、それぞれ競り勝った。
今季すでに2勝をあげ、先日はR・フェデラー(スイス)も倒したロディックは、この日のロドラ戦では30本のサービスエースをたたき出した。「デ杯の経験は、ツアーの結果に関係しているよ。この5、6週間の成績はまさしくそうだね。僕がデ杯で良い結果を出しているからだと思うよ。ツアーとは違った緊張感のある試合だと思う。」と話した。
昨年12年ぶり通算32回目のデビスカップ制覇を成し遂げたアメリカは、2日目のダブルスではB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組が、昨年ウィンブルドン優勝ペアのロドラ/A・クレマン(フランス)を迎え撃つ。フランスは世界ランク10位のR・ガスケ(フランス)と、今季全豪オープン準優勝のJW・ツォンガ(フランス)を怪我で欠き、苦しい戦いを強いられている。
その他の試合では、昨年準優勝のロシアとチェコ、アルゼンチンとスウェーデンが対戦し、それぞれ1勝1敗となっている。
ロシア対チェコ戦では、このところ不調が続いている元王者のM・サフィン(ロシア)がシングルスに起用され、世界ランク9位のT・ベルディフ(チェコ共和国)に6-7 (5-7), 4-6, 6-3, 6-2, 6-4で大逆転勝利を収めた。もう一方のシングルスでは、R・シュティエパネック(チェコ共和国)がI・アンドレエフ(ロシア)に6-3, 6-2, 6-4ストレート勝ちした。
ダブルスでは、N・ダビデンコ(ロシア)/M・ヨージニ(ロシア)組がL・ドロウィー(チェコ共和国)/P・ビズネル(チェコ共和国)組と顔を合わせる。
アルゼンチン対スウェーデン戦では、D・ナルバンディアン(アルゼンチン)が元全豪オープン覇者のT・ヨハンソン(スウェーデン)に6-2, 5-7, 6-4, 6-2で勝った一方、R・ソデルリング(スウェーデン)がJ・アカスーソ(アルゼンチン)に6-0, 6-4, 6-1で勝利し、1勝1敗のタイに持ち込んでいる。
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