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(アメリカ、フロリダ州デルレイビーチ)
デルレイビーチ国際テニス選手権(賞金総額41万6千ドル)は月曜日に、雨のため順延となっていた決勝戦をい、第3シードのX・マリス(ベルギー)がトップシードのJ・ブレーク(アメリカ)に5-7, 6-4, 6-4の逆転勝利を上げ、自身3度目のタイトルを手にした。この試合は日曜日にブレークが7-5, 3-3とリードしたところで中断していた。
マリスは、2005年にも今大会で優勝を飾り、今季もすでに年明けのチェンナイでタイトルを取っている。「ここのコートは僕にとってぴったりの速さで、体調さえ万全ならどんなボールだって食らい付ける気がするよ。それにこの大会では良いプレーが何度もできているのも、その自信に繋がっていると思う。」と、相性の良い大会で得た勝利を振り返っていた。
一方のブレークも日曜日の決勝までは1セットも落とさない完璧な状態で臨んでいた。決勝でも第1セットを奪い、そのまま完全優勝を上げる勢いで第2セットも出だしリードしたが、3-3へ追いつかれたところで雨が降り始め、月曜日へと順延が決定した。試合が再開されると第2セットの終盤の大事な場面でマリスがブレークのサービスを破り、そのまま自身のサービスをキープして1セット・オールへと持ち込んだ。ファイナル・セットも第3ゲームでマリスがブレークを奪いそのまま試合を決めた。
「厳しいコンディションだったけど、それは二人とも同じ条件だからね。強い風があって、今日は彼(マリス)のほうが僕より上手くそれに対応できていた。彼に軍配が上がったのは納得できるよ。」と、ブレークは天候も敗因の影響だと語った。
一方のマリスも、「もし昨日試合が順調に行われていたら負けていたかもしれない。風が彼(ブレーク)のボールのスピードを殺してくれたし、それも自分にとって有利に働いていた。」と、風が味方についていたと語った。
土曜日の準決勝で第8シードのV・スペーディア(アメリカ)を6-2, 6-2の圧勝で下して決勝戦へ進出を決めたマリスは、この日の勝利で自身200勝目を飾るとともに、今大会で最多勝利となる24勝目を上げた。ランキング31位のマリスはラウンドロビンの2回戦で負けはしたものの、幸いにもセット率で準々決勝へ進出していた。
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