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(ドイツ、シュトゥットガルト)
ポルシェ・テニス・グランプリ(賞金総額65万ドル、ティア2)は日曜日決勝が行われ、第4シードのN・ペトロワ(ロシア)がT・ゴロバン(フランス)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下し、5月のベルリン・オープン以来となる今季5個目、通算6度目のタイトルを手に入れた。
24歳のペトロワはこれまでゴロバンと3度対戦していたがいずれも敗れており、今回が初勝利となった。両者は今季2度顔を合わせており、全米オープンの3回戦でもゴロバンが勝っていた。ペトロワはまた土曜日の準決勝でS・クズネツォワ(ロシア)と対戦したが、3度目の対戦で初勝利を飾っており、文字通り「3度目の正直」だった。クズネツォワはバリ、北京の大会に続くツアー3連勝を狙っていたが惜しくも敗れた。
決勝のペトロワは第1セットを先取したものの、第2セットに入ると崩れ出し、一時は2-4とリードされた。またタイブレークの4-4の時点でも足首を怪我したが、何とか次の3ポイントを奪うと、最後はゴロバンのパッシングショットがアウト、試合に終止符を打った。
試合後ペトロワは、「主審がタティアナ(ゴロバン)のショットをアウトとコールしたとき、とってもほっとしたわ。」と語った。「最高の気分だったわ。試合中、一時はプレーを続けられるか不安になったけど、ラッキーにも最後の3ポイントを取ることができたわ。」
一方敗れた18歳のゴロバンは、「ナディア(ペトロワ)はすばらしかった。特にフォアハンドのダウンザラインのショットは有効で、ミスが無かったわ。」と勝者を称えた。「ナディアは立ち上がりから調子がよく、作戦もこれまでとは違う作戦を使っていたと思う。一方私は今週のこれまでの試合で少し疲れてしまっていた。でも総合的に見れば、今週のプレーには満足しているわ。」
ゴロバンは今回を含めこれまでツアー大会で3度決勝に進出しているが、いずれも準優勝止まり。決勝進出は昨年10月のジャパン・オープン以来だった。今回の優勝でペトロワは今季最多のツアー5勝目を挙げ、J・エナン(ベルギー)=アルデンヌに並んでトップに躍り出た。ペトロワは最近の8大会で準々決勝に進んだのがわずか1大会と調子を落としていたが、不調からの脱却を印象付けるうれしい優勝となった。
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