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（中国、北京）

チャイナ・オープン女子部門（賞金総額６０万ドル、ティア２）は金曜日準々決勝が行われ、世界ランク１位のＡ・モレスモ（フランス）が元世界ランク１位のＬ・ダベンポート（アメリカ）を6-4, 6-3で下し、見事準決勝進出を決めた。

両者の対戦成績は、ダベンポートが１２勝３敗（９連勝中）と大きくリードしており、ＵＳオープン直前のニューヘイブンの大会でもダベンポートが6-4, 7-5で勝っていた。この日もダベンポートに分があると思われたが、モレスモが現女王の意地を見せ勝利した。試合後モレスモは、「ずっと連敗していたから不満がたまっていたの。でも今日は試合をうまくコントロールできた。久しぶりにリベンジできたわ。」と話していた。

一方敗れたダベンポートも「モレスモに対して９連勝もしていたなんてちょっと不思議な感じ。今日はもっといいプレー、ミスの少ないプレーができたらよかったわね。私はアメリ（モレスモ）をとても尊敬しているし、ここ１年の彼女の活躍はとてもすばらしいと思う。彼女は世界ランク１位だけれど、それにはそれなりの理由があるのよ。」と勝者を称えていた。

今季、全豪オープンとウィンブルドンを制したモレスモは、土曜日の準決勝で絶好調のＪ・ヤンコビッチ（セルビア）と顔を合わせる。

今大会第６シードのヤンコビッチは金曜日の準々決勝で第３シードのＮ・ペトロワ（ロシア）を6-4, 4-6, 6-2で下している。ペトロワとの試合についてヤンコビッチは、「とてもタフな試合だった。勝つためにベストを尽くしたの。ベスト４に進出できてうれしいわ。」とコメント。ヤンコビッチは先のＵＳオープンで準決勝に進出し、周囲をあっと言わせたが、モレスモに対してはこれまで０勝３敗で１勝も出来ていない。

もう一方の準決勝では、地元期待のＳ・ポン（中国）が第２シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）の胸を借りる。ポンは杉山　愛を7-6 (7-3), 3-6, 6-2で下して勝ち上がり。一方のクズネツォワは第７シードのＮ・リー（中国）を6-4, 4-6, 6-4で下してのベスト４進出。ポンとクズネツォワは初対戦となる。