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（中国、北京）

チャイナ・オープン（賞金総額４７万５千ドル）が月曜日から開幕した。初日はシングルス１回戦が行われ、第５シードのＤ・フルバティ（スロバキア）がＲ・デフェスト（南アフリカ）を6-1, 6-0で一蹴し、先週まで行われていたＵＳオープンでの１回戦負けを吹き飛ばすプレーを見せた。

フルバティは１９９９年から連続出場しているＵＳオープンで、今年はＭ・ヨージニ（ロシア）の前にストレート負けを喫し、自身初めての初戦敗退に終わった。しかしこの日は、その不甲斐なさを払拭するかのように、デフェストから６度のブレークを奪い、わずか６４分で勝利を収めた。続く２回戦ではＲ・デルガド（パラグアイ）とＡ・ベヤの勝者と対戦する。

その他シード勢で登場したのは、第６シードのＰ・スリチャパン（タイ）と第８シードのリー・ヒュンタクで、いずれも危なげなく２回戦進出を決めた。同大会２００４年ベスト４のスリチャパンは、Ｒ・シュトラー（ドイツ）を6-3, 6-3で、７月にケンタッキーで行われたチャレンジャー大会を制した好調リーはＩ・クニツィン（ロシア）を6-3, 6-4でそれぞれ下した。
２回戦では、スリチャパンはＮ・ヒーリーと岩渕　聡の勝者と、リーはＭ・ベレー（ドイツ）と本村　剛一の勝者と２回戦を行う。

月曜日はその他、Ｄ・ウドンチョケ、Ｋ・キム（アメリカ）、Ｓ・ガルバニ（イタリア）、主催者推薦のワン・ユーツオ（台湾）らも勝ち進んでいる。

予選から勝ちあがった岩渕、本村両選手の初戦は火曜日に行なわれる。その他の日本人選手では、本選ストレートインの添田　豪が火曜日の１回戦で第１シードのリュビチッチに挑む。

今大会トップシードは世界ランキング第３位のＩ・リュビチッチ（クロアチア）で、第２シードは同５位のＮ・ダビデンコ（ロシア）。リュビチッチはフルバティと同じくＵＳオープンではまさかの１回戦敗退を喫している。一方のダビデンコは、ＵＳオープンでは優勝したＲ・フェデラー（スイス）に準決勝で屈したが、初の４強入りを果たした。

昨年度覇者のＲ・ナダル（スペイン）は、今年は出場していない。