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(ポーランド、ワルシャワ)
木曜日に行われたJ&Sカップ(賞金総額60万ドル、ティア2)の2回戦で、第7シードのV・ウィリアムズ(アメリカ)とM・ヒンギス(スイス)が対戦、足をつりながらもヴィーナスが4-6, 7-5, 6-4で逆転勝ち、元世界1位同士の対決を制した。両者の対戦は、2002年4月にドイツのハンブルクで行われたバークレイ・カップ以来だった。
両者はサービスキープに苦しみ、試合開始当初の4ゲームはブレーク合戦となった。また第1セットでヒンギスが5-4とリードするが、最終的にヴィーナスのバックハンドがネットにかかりセットを先取するまでに5本のブレークポイントを要した。
3年間のブランクを経て今年から復帰したヒンギスは現在世界ランク25位。そのヒンギスは第2セットも3-1とリードしたが、粘るヴィーナスの両手打ちバックハンドがネットにかかったもののラッキーにヒンギスのコートに入ると、その後はフォアのウィナーで締めくくり、ブレークバックに成功した。
その後再度ヒンギスのサーブをブレークしたヴィーナスは5-5のタイに持ち込み、最後はサービスをキープ、第2セットを奪い返した。
第3セットの序盤もブレーク合戦となったが、第9ゲームでヴィーナスがヒンギスのサーブをブレークすると、最後はサーブをキープ、元女王対決を制した。
全豪オープンで1回戦で敗退して以来、肘の故障で休養を余儀なくされていたヴィーナスは、今大会が復帰初戦となり、1回戦では主催者推薦で登場のU・ラドワンスカ(ポーランド)を6-3, 6-3のストレートで下した。
今大会2004年の覇者であるウィリアムズは、次の準々決勝で第4シードの競合S・クズネツォワ(ロシア)と対戦。クズネツォワは同日、T・ピロンコバ(ブルガリア)に6-3, 6-1で快勝している。
第2シードのP・シュニーダー(スイス)は、2週間前のチャールストンでは、全仏オープン覇者J・エナン(ベルギー)=アルデンヌを下してそのクレーコートでの連勝を27連勝で止めるなど元気なところを見せたが、今大会では調子が上がらず、木曜日の2回戦で若手A・イバノビッチ(セルビア)に3-6, 2-6のストレートで敗れた。
今大会で昨年優勝したエナン=アルデンヌは、今年は背中の故障のため欠場している。
世界ランク2位で第1シードのK・クレイステルス(ベルギー)は、今季はやっと4試合目。全豪オープンの準決勝で痛めた右足首の故障が尾を引いている。しかし、その不安を一蹴するかのように、水曜日にはJ・バクレンコ(ウクライナ)を6-3, 6-2で一蹴、準々決勝進出を決めている。
木曜日に行われたその他の準々決勝では、A・チャクエタゼ(ロシア)がD・ハンチュコバ(スロバキア)を6-4, 6-3のストレートで下した。
今大会の優勝賞金は9万5,500ドル。
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