男子テニスのHSBC チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は19日、シングルス2回戦が行われ、第1シードのC・アルカラス(スペイン)が世界ランク59位のJ・ムナル(スペイン)を6-4, 6-7 (7-9), 7-5の3時間23分に及ぶ死闘の末にフルセットで下し、2年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。
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22歳で世界ランク2位のアルカラスが同大会に出場するのは3年連続3度目。2023年には優勝を飾っている。
そのアルカラスは今大会から芝コートシーズンを開始し、1回戦でラッキールーザーで本戦入りした世界ランク86位のA・ウォルトン(オーストラリア)をストレートで下し2回戦に進出した。
一方、28歳のムナルは1回戦で世界ランク37位のJ・トンプソン(オーストラリア)が第1セット終了後に途中棄権したため2回戦に駒を進めた。
2回戦の第1セット、アルカラスは第3ゲームでブレークに成功すると自身のサービスゲームをすべてキープし先行する。
第2セットは両者サービスキープが続くも、アルカラスは第10ゲームと第12ゲームで相手に6度のセットポイントを握られる。これを凌ぎキープしたアルカラスだったが、そのまま突入したタイブレークでは2度のマッチポイントを活かすことができず、7-9でタイブレークを落とし1セットオールに追いつかれる。
勝負のファイナルセット、アルカラスは第2ゲームでブレークに成功したが、続くゲームでブレークバックされる。さらに第5ゲームで2度目のブレークを許したアルカラスは1ブレーク差で追いかける展開となる。それでも第8ゲームでブレークバックに成功すると、第12ゲームで最後はバックハンドの深いロブで相手のミスを誘い3時間23分の死闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載している。
「今日は本当にタフな戦いだった。彼(ムナル)は素晴らしい選手で、彼を倒すのがいかに難しいかを見せてくれたと思う」
「自分のプレーのレベルを誇りに思う。今年2度目の芝コートでの試合で、色々なことがあったが、本当に嬉しい」
「精神的にも肉体的にも苦労した。正直、どうして今ここにいるのかまだ分からない。また準々決勝でチャンスをもらえて本当に嬉しい」
勝利したアルカラスは準々決勝で、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク80位のA・リンデルクネシュ(フランス)と対戦する。リンデルクネシュは2回戦で同75位のR・オペルカ(アメリカ)を下しての勝ち上がり。
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