アルカラス 頂上決戦制し初優勝

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カルロス・アルカラス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、ATP500)は2日、シングルス決勝が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が第1シードのJ・シナー(イタリア)を3時間を超える死闘の末に6-7 (6-8), 6-4, 7-6 (7-3)の逆転で破り、同大会初優勝を成し遂げるとともに、ツアー通算16度目の優勝を飾った。

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21歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは2年連続2度目。昨年は準決勝でシナーに敗れた。

今大会は1回戦で世界ランク51位のG・ペリカー(フランス)、2回戦で同39位のT・フリークスポール(オランダ)、準々決勝で第7シードのK・ハチャノフ、準決勝で第3シードのD・メドベージェフを下し決勝に駒を進めた。

決勝戦はライバルで世界ランク1位のシナーとの顔合わせに。両者はこれが10度目の対戦で、アルカラスから5勝4敗でこの試合を迎えた。

決勝戦の第1セット、アルカラスは第4ゲームで先にブレークを果たすも、サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでリターンエースを決められるなどしブレークバックを許す。その後アルカラスは3度のセットポイントをものにできず、接戦の末にタイブレークを落とし先行される。

それでも第2セット、アルカラスはファーストサービス時に80パーセントの確率でポイントを獲得しシナーにブレークを与えず、リターンゲームでは終盤の第9ゲームでブレークを奪い1セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、アルカラスは第3ゲームでブレークポイントを握ると、最後はフォアハンドを打ち込み先にブレークに成功。しかし、第8ゲームでブレークバックを許すと勝負はタイブレークにもつれ込む。それでもアルカラスはこのタイブレークで0-3から逆転に成功し、3時間21分に及ぶ死闘を制した。

アルカラスのタイトル獲得は7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来で今季4勝目。キャリア通算では16度目の優勝となった。また、シナーとの対戦成績は6勝4敗とした。

一方、敗れたシナーは同大会2連覇とはならなかった。


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