男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は4日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク153位の錦織圭は第10シードのS・チチパス(ギリシャ)に6-7 (6-8), 4-6のストレートで敗れ、2018年以来6年ぶりの出場となった同大会は2回戦敗退となった。
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両者は4度目の顔合わせで錦織の2勝1敗。直近では今年8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)2回戦で、そのときは錦織がストレートで勝利した。
34歳で元世界ランク4位の錦織が同大会の本戦に出場するのは2018年以来6年ぶり7度目。最高成績は2011年のベスト4となっている。
錦織は前週の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)でベスト8に進出。今大会は1回戦で世界ランク38位のM・ナヴォーネ(アルゼンチン)を逆転で下しての勝ち上がり。一方の世界ランク12位のチチパスはシード勢が1回戦免除のためこの試合が初戦となった。
この日、錦織とチチパスはストローク戦の応酬を繰り広げ、第1セットでは互いにブレークポイントを握れないままサービスゲームのキープを続けタイブレークへ。タイブレークでは先にミニブレークを許したが、その後追いつき6-5とセットポイントを握る。しかしここではチチパスが放ったセカンドサービスのリターンがわずかにアウトになりものにできず。6-7で迎えた自身のサービスでは最後にバックハンドがアウトとなり約1時間の第1セットを落とした。
第2セット、錦織は第2ゲームで15-40とブレークチャンスを掴むもここを決め切れずチチパスがキープする。その後も第1セット同様に互いにブレークが生まれず、第5ゲームが終了したタイミングで錦織が左足首の治療のためメディカルタイムアウトを取得した。そこからサーブスピードが時速145kmまで落ちるなど苦しんだ錦織は第7ゲームで先にブレークを許すと、挽回することができずに力尽きた。
勝利したチチパスは3回戦で世界ランク74位のA・ミュレール(フランス)と対戦する。ミュレールは2回戦で第18シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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