IMGは20日に、男子テニスでジュニア世界ランク3位の坂本怜がプロ転向することを発表した。会見では「将来的な目標は24歳でグランドスラムタイトルを獲得」と明確な目標を掲げた。
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18歳の坂本は今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルンハード、グランドスラム)ジュニアで四大大会ジュニア初優勝。日本勢男子では2019年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ジュニアを制した望月慎太郎に次ぐ2人目の四大大会ジュニア優勝の快挙を達成した。
その後も四大大会ジュニアへの出場を続けた坂本は今月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)が最後のジュニア大会に。シングルスでは準決勝で敗れたものの、M・ムルバ(チェコ)とペアを組み第1シードとして出場したダブルスでは優勝。日本男子史上4人目の四大大会ジュニアのダブルス制覇を果たした。
その坂本は今回、プロ転向を表明し有明コロシアムで会見が行われた。その中でいくつか質問を受け次のように答えている。
Q、今まで一番思い出に残っている大会は何ですか?
「今年の全豪オープン決勝、ロッド・レーバー・アリーナ(センターコート)でやった試合です。あんな大きいアリーナで試合をしたのは初めてだったので、それが印象に残ってます。人生初めての物凄い大きい舞台でした」
Q、対戦したい選手はいますか?
「まずはJ・シナー(イタリア)やC・アルカラス(スペイン)選手たちと戦えるATPツアーのレベルに行くことが目標です。今はまだITFフューチャーズレベルなので、これからフューチャーズ、ATPチャレンジャー、ATPツアーと駆け上がっていけたらと思います。なので目の前の相手に全力を出して戦っていきたいです」
Q、今後の目標や数年後にイメージしている自分の姿はありますか?
「僕が目標としているのは来年の全米オープンで予選にかかるぐらいのランキングにしていくことです。将来的な目標で言うと、24歳でグランドスラムタイトル獲得してから、その後、怪我が一時期ありつつも1年でカムバックして26歳で2度目のタイトル。そこでやっと世界ランキングが1位に届くことをイメージしています」
なお、この日、坂本には木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード、ATP500)のシングルス予選のワイルドカード(主催者推薦)が与えられた。さらに本戦ダブルスには錦織圭とペアを組み出場することも明かされている。
18歳 坂本怜[画像提供: tennis365.net]
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