世界2位、欠場に苦しい思い吐露

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マドリッドOPでのシナー
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男子テニスで世界ランク2位のJ・シナー(イタリア)は5日、8日に開幕するBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)で行われた会見に登場し、欠場に関して苦しい想いを吐露した。

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22歳のシナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で自身初となる四大大会制覇を達成。その後は2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)と3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でも優勝を果たした。

前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)にはマッチ25勝2敗と圧倒的な成績を残し臨むと大会初の8強入り。しかし、準々決勝を前に負傷により棄権。SNSで「今週は臀部が痛くて、徐々に痛みが増してきた」と理由と負傷箇所を明かしていた。

4日には母国イタリアで行われるBNLイタリア国際の欠場を発表しており「一番好きな大会の1つなので出場できないのはとても悲しい。イタリアの人々の前でプレーできることを楽しみにしていた」とSNSに投稿していた。

そして今回、ローマで行われた記者会見でシナーは「ここでプレーできないのは僕にとって厳しい決断だけど、まずは自分の体を大事にしないとね。ここは最も特別な大会の1つなんだ。他にもたくさんのイタリア人が出場すること、そして素晴らしいサポートがあることをうれしく思う。テレビから応援するつもりだし、彼らの幸運を祈っているよ」とコメント。

そして負傷の状態については「痛みが増した日もあったけど、状況が良くなった日もあった。(マドリッドでは)3回戦で少し痛みを感じた。4回戦の前日には気分が良くなった。でも、何かが違っていることは分かっていた」と明かした。

「モンテカルロに戻り、さらに検査を行った。その結果、僕にとって1年で最も特別な大会を欠場しなければならないという難しい決断をすることになった。自分自身や多くのファンを傷つけることになっても、受け入れなければならない。100パーセント治っていなければ、少し休まないとね。体のケアが何よりもずっと大切なことだよ」

今後は26日に開幕する全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)への出場を予定しているシナー。最後に「できるだけ早く100パーセントの状態に戻り、パリ(全仏オープン)、そしてウィンブルドンと、残りの全ての大会に出場したい。焦らず、ゆっくり時間をかけるけど、すぐにでも復帰できるようにしたい」と述べた。


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(2024年5月6日13時10分)
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