女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は15日にシングルス準々決勝が行われ、第13シードのD・コリンズ(アメリカ)が第24シードのV・アザレンカを6-4, 6-3のストレートで下し同大会初のベスト4進出を果たした。また、コリンズはこれで直近20試合の成績を19勝1敗とした。
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30歳で世界ランク15位のコリンズは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)敗退後に2024年シーズンで現役を引退することを発表。
今季はラストシーズンとなっているが好調を維持しており、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)と4月のクレジット・ワン チャールストン オープン(アメリカ/チャールストン、クレー、WTA500)で2週連続優勝を成し遂げた。
先月末のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)では4回戦でA・サバレンカに敗れ3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)2回戦以来の黒星を喫したが、今大会も勝利を重ね準々決勝まで勝ち残った。
この日の準々決勝、コリンズはファーストサービス時に68パーセントの確率でポイントを獲得。アザレンカに3度のブレークは許したものの、自身はリターンゲームでこれを上回る5度のブレークに成功し、1時間44分で4強入りを決めた。
試合中にはファーストサービスとセカンドサービスの間に声を上げた観客に対し「何?何?」と声を荒げるなど観客に苛立ちをみせていたコリンズ。コリンズに対するブーイングが多くなり険悪なムードで試合は進んだ。
そんな中でも勝利したコリンズは勝利の瞬間、皮肉を込めるかのように大きく観客に向け投げキスを送った。
マイアミ・オープンからの直近20試合で19勝1敗という圧倒的な成績を残しているコリンズは準決勝で、この期間で唯一敗れたサバレンカと顔を合わせる。サバレンカは準々決勝で第9シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)を下しての勝ち上がり。
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