チチパス 失セット0で4強へ

ゲッティイメージズ
4強入りを決めたチチパス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は12日、シングルス準々決勝が行われ、第12シードのS・チチパス(ギリシャ)が第15シードのK・ハチャノフを6-4,6-2のストレートで破り、2022年以来2年ぶり3度目のベスト4進出を果たした。

>>ジョコビッチ、シナーらモンテカルロMS組合せ<<

2021年と2022年の大会王者であるチチパスだが、今季はマッチ11勝6敗と少し苦しみ、世界ランクもトップ10から陥落し12位へと下げているなかで今大会を迎えた。

それでも、今週は1回戦で世界ランク34位のL・ジェレ(セルビア)、2回戦で同31位のT・M・エチェベリー(アルゼンチン)、3回戦で第5シードのA・ズベレフ(ドイツ)をいずれもストレートで破り8強入り。クレーコートが得意な強敵を下してきた。

準々決勝でもチチパスは躍動。7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得すると、ハチャノフのブレークを1度に抑える。

リターンゲームでは8度のブレークチャンスを創出し、そのうち4度ブレークに成功。1時間22分で快勝し、4強へと駒を進めた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチチパスのコメントが掲載されている。

「このコート(センターコート)に立つと、いい思い出になるね。戻ってくると過去の思い出がよみがえる。このような観衆の前でプレーできて、自分のプレーをより良いものにしようと努力できることは、僕にとって良いことなんだ」

準決勝では第2シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準々決勝で第7シードのH・ルーネ(デンマーク)をフルセットで下しての勝ち上がり。チチパスとシナーは9度目の顔合わせで、チチパスが5勝3敗としている。

同日には第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と第8シードのC・ルード(ノルウェー)が4強入りを決めた。

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