元世界20位が引退、記憶に残る大番狂わせ

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ギド・ペラ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスで元世界ランク20位のG・ペラ(アルゼンチン)が日本時間16日に自身のSNSで現役引退を発表した。

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33歳で左利きのペラは2007年にプロに転向。5年間の努力の末に2012年に世界ランクで初めてトップ100入りした。

2016年の国別対抗戦デビスカップにはJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)らと共にアルゼンチン代表選出され、準決勝のイギリス戦で決勝進出に大きく貢献する1勝を挙げるなどし、アルゼンチンに初の優勝をもたらした。

2019年のブラジル・オープン(ブラジル/サンパウロ、レッドクレー、ATP250)ではプロ12年目、5度目のツアー決勝で悲願のツアー初優勝を達成。

ツアーで1度の優勝と4度の準優勝は全てクレーコートだったが、四大大会で最も印象的な活躍を見せたのはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)だった。

2018年大会では前年準優勝のM・チリッチ(クロアチア)を2セットダウンから逆転で破り3回戦に進出。さらに2019年大会でも3回戦で2018年大会準優勝のK・アンダーソン(南アフリカ)をストレートで破り、4回戦では2016年大会準優勝のM・ラオニッチ(カナダ)を2セットダウンから逆転で下しキャリアで四大大会シングルス最高成績となるベスト8進出を果たした。

直近では先月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)1回戦でL・ハリス(南アフリカ)にストレート負け。これが現役最後の試合となった。

世界ランキングのキャリアハイは2019年の20位。アルゼンチンテニス界きってのレフティーがコートを去った。

【ペラの引退声明】

様々な思いと大きな安堵とともに、プロテニスプレーヤーとしてのキャリアに終止符を打つことを決意しました。信じられないようなキャリアで、誰もが経験できないような瞬間を過ごすことができました。

いつも一緒にいてくれた家族に感謝します。彼らは当初から、私の最後の大会が全米オープンになることを知っていて、私ができるだけ全うできるようにサポートしてくれました。特にファビ、アンドレス、タイタン、ダニエルは、初日から最終日までずっと一緒にいてくれました。

また、競技生活での友人たち(誰だかわかっているよね)、そして忘れられない瞬間を過ごさせてくれたデビスカップのチームメイトたちにも感謝します。多くのシリーズやトーナメントで見せてくれた愛情に報いることができたと思っています。

最後に、どんなときでもいつも私を支えてくれて、特に私のキャリアの中で困難なときに時間を割いて素敵なメッセージを残してくれたすべての人たちへ。あなたがいなくなるのは寂しいし、あなたが私に与えてくれたすべてのサポートをコートの中から少しでもお返しできたなら幸いです。

そして、私の人生で最も尊敬する人が言っているように「追い求める勇気さえあれば、夢はすべて叶う」のです。私はテニスで目指したことのほとんど全てを達成することができたと思っています。

それでは、さようなら...




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(2023年9月16日15時21分)
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