錦織撃破ワウリンカV王手

男子テニスのABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)は16日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク68位のS・ワウリンカ(スイス)が第1シードの錦織圭を6-2, 4-6, 6-4のフルセットで下して決勝進出を果たし、2015年以来4年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。

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四大大会3勝を誇る元世界ランク3位のワウリンカは序盤から強打で錦織を攻めてた。試合を通してファーストサービスが入った時には84パーセントの高い確率でポイントを獲得すると最後はリターンエースを決めて、2時間13分で激闘に終止符を打った。

33歳のワウリンカは膝のけがから復帰後、初の決勝進出となった。2018年の6月には世界ランク263位まで後退したが、今大会では第4シードのM・ラオニッチ(カナダ)、第10シードのD・シャポバロフ(カナダ)、さらにトップ10の錦織に勝利する活躍を見せている。

男子テニス協会のATPには、2017年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来となる決勝進出を決めたワウリンカのコメントが掲載されている。

「膝の手術を受けてから最初の決勝。トップ選手とこのレベルでまだ戦えると示せたのは、とても大切なこと」

「あんな手術から復帰した時は、辛抱強くなる必要がある。肉体的にもテニス的にも、自分のレベルはいい位置にいる。集中を維持して正しいプレーを続けていたら、いいところへ戻れるようになると思う」

決勝では、世界ランク33位のG・モンフィス(フランス)と対戦する。モンフィスは準決勝で第5シードのD・メドヴェデフ(ロシア)を逆転で下しての勝ち上がり。

ワウリンカはモンフィスに3勝2敗と勝ち越している。最後に対戦したのは2017年の全仏オープン4回戦で、その時はワウリンカがストレート勝ちをおさめた。

「彼(モンフィス)とは何度も一緒に練習をしているし、とても親しい間柄。『決勝で対戦できたらいいね』と言っていた。明日の試合はお互いにとって特別なものになるはず」

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(2019年2月17日12時04分)
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